ショパンに飽きたら、ミステリー

著者の青柳いづみこの本職はピアニスト。「翼のはえた指」で知った人である。
彼女のピアノはいまだにきいたことがないのだけれど、ほんとうに書ける人だなと改めて感じた。
そして、すごい読書量だなと感嘆した。

というのは、この本、雑誌「EQ」に連載していたエッセイを集めたものなのであり、音楽に関わりのあるミステリー小説の紹介なのだ。
ミステリー専門誌にそんなエッセイを依頼されるなんて、ただものじゃない。
しかも6年も連載していたのだ。

紹介されているほとんどのミステリー作品は未読なのだけれど、とても面白くて、読んでみようかなという気にさせる。

この本はすぐには断捨離しないことにする。


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# by foggykaoru | 2017-08-01 23:07 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

魅惑のヴィクトリア朝

新井潤美著。
おなじみのイギリスもの。
「不機嫌なメアリー・ポピンズ」には遠く及ばないけど、イギリスが好きな人は楽しくさらさら読めます。

「Sherlock」にも軽く(ほんとに軽く)触れられているのが、ちょっと嬉しいかも。

本の感想はここまで。


あ~~~
「Sherlock 4」、終わっちゃいました。
大好きだったこのシリーズ。
「3」くらいからきつくなり始めてましたが、「4」は輪をかけてきつかった。

このシリーズの保存のためにハードディスクを購入してあったおかげで、リアルタイムで観ることができなかった最終話も、約1週間後に観ることができました。
でも、一気に観ることができないくらいきつかった。
途中に休憩を入れて、やっとの思いで最後まで観ました。
ほんとうに終わっちゃいました(号泣)




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# by foggykaoru | 2017-07-30 23:33 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(0)

ニッポン見便録

著者はシェルパ斉藤こと、斉藤政喜。

この人の名著(!)としては「東方見便録」というのがある。
世界のトイレを見て回った記録である。
このディープな旅に同行し、イラストを担当したのは内澤旬子。
非常に興味深い本だったけれど、あまりにもディープで、「うっ」と胸に迫ることが多く、一日に一件のトイレしか読めなかったことを覚えている。

今回のこの本は、世界に冠たるニッポンのトイレ。
具体的には高速のSAのトイレ。
私は車を運転しないので未知の世界、という点は、前著「東方見便録」と同じ。
でも方向性は真逆。
とってもきれいでハイテクなトイレがメインなので、とても快適・快調に読めた。1日で読破。イラストや写真が多いし。

感銘を受けるような本ではないけれど、楽しかったですよ。

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# by foggykaoru | 2017-07-27 04:59 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

まひるの散歩

角田光代のエッセイ。
もともと雑誌「オレンジページ」に連載されていたものだそうで、最初のほうは食べ物関連のネタ。
でも、後半は種が尽きたらしく、普通のエッセイになってしまった。

さすが売れっ子作家だけあって、まあまあ面白かったけど、一つ一つが短すぎ。

再読は無いな。即処分箱行きです。

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# by foggykaoru | 2017-07-20 20:54 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

ミラノの太陽、シチリアの月

内田洋子がイタリアで知り合った人々。
「ジーノの家」の続編的作品である。
とても面白かった。

かつて、イタリアを旅したとき、こんなことを思った。
「光が強い。そのぶん、影が濃い」
真夏だったからってこともあるが(自爆)

この本を読んで、それを思い出した。

私がいちばん気に入ったのは「鉄道員オズワルド」
往年のイタリア名画に「鉄道員」というのがある。
未見だけど、きっとこんな味わいなんじゃないかな。

光が強くて、影が濃い。つまりギャップが大きい。
それはイタリアの人々のキャラの濃さによるところが大きいけれど、それだけではない。
イタリアにおける、いわゆる南北格差。
ヨーロッパに実はまだまだ色濃く残る階級の違い。

思わず、以前読んだ「ジーノの家」を読み返してみたら、意外なことに、「ジーノ」はあまり面白いと思えなかった。そのぐらい、今回のこの本が面白いということなのでしょう。



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# by foggykaoru | 2017-07-17 07:48 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

高台にある家

著者は水村節子。
自らの生い立ち、ひいては自らの母親の数奇な運命をたどるという、自伝的小説。
著者唯一の小説なのだそうだが、きちんと小説作法の先生について(しかも、最高の批評家を得て)書かれたため、十分に読むに堪える作品になっている。それどころか面白い。

で、水村節子の娘である、作家・水村美苗が、あとがきに文章を寄せている。
彼女は母親と祖母から話を聞かされて育ち、「これは小説のネタだ」と思っていたら、、、
母親が先に書いちゃった。
しかも、さかんに「どう思う?」と原稿を渡され、やいのやいのと批評を迫られ、「なんで私がこんなことをしなくちゃならんのか」と地団太踏んだんだと。

そして、、
壮絶な介護の末、母を見送った水村美苗は、母の手になるこの小説があるにも関わらず、改めて「母の遺産」を書いちゃったのです。

というわけで、この小説は「母の遺産」とかぶっていることがたくさん。
こっちを読むと、「母の遺産」のどこがフィクションなのかがわかる。
なにも両方読むことはない、という考え方もあります。
ですが、ネタとして面白いという点は間違いないので、立て続けに読むのはどうかなとは思いますが、「母の遺産」を興味深く読んだ人にはお薦めできます。






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# by foggykaoru | 2017-07-15 06:22 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

ベンチ

超多忙ゆえ、長らくご無沙汰しました。
少しは本も読んでたんですが、とりあえず軽く写真を1枚。

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モスクワで立ち寄った普通の公園にて。

1人がけのベンチって、珍しいなあと思って。


メインサイトにて、ちんたらアップしていた「誘われてロシアの縁(ふち)」、旅行記本編は完結しました。






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# by foggykaoru | 2017-06-18 10:26 | メインサイトのボツ写真 | Trackback | Comments(0)

異邦人

アルベール・カミュじゃありません。
副題は「世界の辺境を旅する」
著者は上原善広という人。
「日本の路地を旅する」という本で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したそうで、この「路地」とは被差別部落を意味するそうで、上原氏は被差別部落出身なのだそうだ。

第一章はパレスチナのガザ地区の話、かと思いきや、
のっけから、著者の幼少時の思い出が語られる。重い思い出が。(ダジャレを言うつもりはなかった・・・)
紛争地域に乗り込んでいく、自分探し屋さん?という感じがなきにしもあらずなのだけれど、章を追うごとに読み応えが出てくる。
ちなみに、第二章から先は
バグダッドのロマの女性
スペインのカゴという被差別民
ネパールのマオイスト
イタリアとコルシカのマフィア
旧樺太の少数民族

どれも興味深いです。
特に最後の、旧樺太の話が、日本に関わりがあるだけに、胸に響きます。
日本にはいろんな少数民族がいたのです。アイヌだけじゃない。でもなんにも知らなかった。

この本はすぐに売っぱらったりしないで、しばらく手元に置いておくつもり。




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# by foggykaoru | 2017-05-10 21:16 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)