遺失物管理所

著者はジーウフリート・レンツというドイツの作家。ドイツでは有名らしい。

新潮社クレスト・ブックスというのは、大人のための良質な小説が揃っていそうだなと思って、なんとなく手にとってみたのだけれど・・・うーん・・・これはそれほどでも。
いつでもやめられると思いながら読んだのだけれど、読みやすいから最後まで読んでしまった(苦笑)

いろんな人のなくし物が流れてくる、鉄道の遺失物管理所に勤務する若者が主人公。
もっといろんな人間模様が出てくるのかと思ったら、期待ほどではなかった。
あと、この主人公が異様に能天気であまり共感できなかった。
「この部署は鉄道でいえば待避線。出世コースからはずれている」という台詞が出てくるくらいなのだから、もうちょっと落ちこぼれ感を抱いた人のほうが味わいがあったかも。
で、その人が、挫折の中で、ほんとうの人生とか幸せを見つけていく、、、みたいな。

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by foggykaoru | 2009-02-22 10:21 | 普通の小説 | Trackback | Comments(6)

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Commented by むっつり at 2009-02-22 22:42 x
人間模様が濃くなくて、現状に甘んじている…
逆に現実的な話ですね
本人は大変な人生だったと思っているのに、傍から見たら「たいしたこともない」と言うのが実際の人生ですから
Commented by ケルン at 2009-02-22 23:23 x
この本、しばらく前に母が読んでいて、楽しんでる様子でしたが、そういう内容でしたか。まあ読む人によって感想はいろいろなのでしょう。駅で思い出しましたが、今ちょうど、ノルウェーの鉄道の職員を主人公にした映画をやっていますね。これも地道な人生らしい。
新潮クレストブックスは、本の(物理的な)軽さが好きです。品切れが多いのが残念。
Commented by タサ at 2009-02-23 08:45 x
何か落し物、されたのかと思いました~(^^ゞ

けど、そういう題名からすると期待しますね。

日本のドラマやったら、感動ドラマですな。きっと・・・。
Commented by foggykaoru at 2009-02-23 21:17
むっつりさん。
いろいろな事件はあるんです。けっこう深刻な問題も。
この主人公はそれなりに真摯に対処してます。
でも、どうしてこういうキャラ設定にしたのかなあと、どうしても思ってしまうんです。あくまでも私個人の感想ですが。
Commented by foggykaoru at 2009-02-23 21:19
ケルンさん。
あ、その映画、予告編観ました。ちょっと面白そうです。
>本の(物理的な)軽さ
とても大事なことですよね!
Commented by foggykaoru at 2009-02-23 21:19
タサさん。
ね、普通は私みたいに期待しますよね。
勝手な期待なんだけど。

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