シロクマ号となぞの鳥

「ランサム再読プロジェクト」と称して「ツバメ号とアマゾン号」を手に取ったのは3年前の夏。
2年前の秋に「女海賊」を読み終え、あああと2冊しかないんだ、と思ったら一気に気持ちがなえてしまいました。
「スカラブ号」を読んだのはその1年後。つまり昨秋。
それと言うのも、武部さんのヘブリディーズ諸島紀行を買ったので、それを読む前に「シロクマ号」を読まなくちゃ、だったら「スカラブ号」を飛ばすわけにはいかない、という理由だったのですが、なんのことはない、結局そのあとすぐに武部さんのケルト紀行に手をつけてしまったのでした。

そして今やロンプラのスコットランド編を熟読し、ネットで調べまくる日々。
なにしろ情報少ないんです。
たとえていうなら、最後の1滴までしぼりとるようにしてようやく情報の断片が見つかる、という感じ。
でも、なかなか見つからないだけに、私の旅人魂は燃えさかりました。
本読むよりずっと面白いんです。

えっなに、ランサム? シロクマ号? 
どうしても読まなくちゃいけない? 
うーん、めんどくさいなあ・・・。

このままじゃいけない! このまま旅立ってはいけない!!

自分を叱りつけるように、ようやく手にとりました。

読み始めてしばらくのうちは、ガイドブックで得た知識を確認するような具合でした。
この港ってもしかして・・・?とガイドブックの地図を見る。 
うんうん、ヘブリディーズ諸島はものすごく風が強いのよね。武部さんも書いてたわ。
みたいな。

でも、こういう読み方をしていると、ちっとも面白くないのです。
頭をからっぽにして、読み物として純粋に楽しまなくくちゃ・・・と言い聞かせても、頭がそうなってしまっていて、いまひとつ。

このまま最後まで行くのはつらいなあと思っていたのですが、ジマリングが登場するあたりから、状況が一変しました。
物語に高速ギヤが入ったみたいで、ぐんぐん引き込まれていきました。

結論: この本、とっても面白いです。

最終巻でさびしいからって、舞台が湖水地方じゃないからって、敬遠するのは間違っていました。
8人揃っているんだし、フリント船長だっているんだから、贅沢を言ってはいけないのです。

ただ、シロクマ号の内部の図がないのが残念。
ランサム、疲れてたのね。。。

現地発のバードウォッチング・ツアーとか、あるのかなあ。
ネットでも見つからないけど、もしあったら参加したいなあ。
そういうときのために、この本に出てくる鳥の英語名(「大オオハム=great northern」以外の)を覚えておいたほうがいいかしら。
ってことは、原書を買うべき? 
銀座ナルニア国に在庫あるかなあ。


この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2009-04-02 19:52 | 児童書関連 | Trackback | Comments(6)

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Commented by むっつり at 2009-04-02 21:14 x
シロクマ号って、足で立つのが印象的でしたが、そう言えば船内図はありませんでしたよね
小さな死と栄光号や狭そうな鬼号でも、誰が何処で寝ているのか判るように図入りでしたのに…
Commented by サグレス at 2009-04-02 22:00 x
「結論」に、思わず笑いました。
大好きな一冊ですけれど、久しく読み返していません。最後のあたり、ディックとティティの感じ方・考え方が他の人々と鮮やかな対象を見せているあたり、・・・思い返すだけで「じーん」ときます。
本棚にスペースがある間に、大人買いしちゃうかも・・・。
Commented by sugachan2 at 2009-04-02 22:43 x
やはり、「結論」をよんで笑ってほっとしました。
これってランサムシリーズの中で最初に読んだんです。バードウォッチングっていいなーと思ったのが第一印象。ぜひ鳥を見てきてください。でも鳥は季節ものですもんね。
Commented by foggykaoru at 2009-04-03 20:53
むっつりさん。
この本でばっちりインプットされるのは、水深測鉛、そして「足で立つ」ですよね。
あそこは一大イベントという感じです。
Commented by foggykaoru at 2009-04-03 20:59
サグレスさん。
この本は8人登場するけれど、ディックが40パーセントはディック、ティティが20パーセント、ロジャが10パーセントで、残りの30パーセントを残りの5人で分け合ってる感じで、アンバランスです。
そこのところが、たとえばナンシイのファンとかジョンのファンには物足りないかも。
でも8人出てるんですもんね。最終巻としてはそこんとこが重要。
>大人買い
しましょ♪ で、研究室に置きましょ♪
Commented by foggykaoru at 2009-04-03 21:03
sugachan2さん。
ドキドキさせてごめんなさい。
この本は「青白本」で出ていたから、これからランサムに入ったという人も少なくないのだろうと思います。
私は小学校の図書室で青白本を見つけて、見開きの地図にかなりそそられて、中をちょこっと読んで、「うーん、、、ちょっと違うかも」と思って本棚に戻した、という過去があります(苦笑)

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