ロマンティックな旅へ---イギリス編
2009年 05月 17日
メインはむしろ本とその著者の紹介のほう。紀行は3割ぐらい。
内容は以下のとおり。
1.ピーターラビットのおはなし---湖水地方
2.クマのプーさん---ハートフィールド
3.十二夜---ストラットフォード・アポン・エイヴォン
4.ジーキル博士とハイド氏---エジンバラ
5.嵐が丘---ハワース
6.白昼の悪魔 そして誰もいなくなった---トーキー
7.クリスマス・キャロル---ロンドン
8.シャーロック・ホームズの冒険---ロンドン・ベイカー街
9.不思議の国のアリス---オックスフォード
10. 水仙---湖水地方
11. ピーター・パンとウェンディ---ロンドン
12. ツバメ号とアマゾン号---湖水地方
13. トムは真夜中の庭で---イーリー
14. アーサー王伝説---ウィンチェスター
15. シェイクスピアのグローブ座---サザーク
湖水地方ときて、ピーターラビットとワーズワースで終わらずに、ランサムがちゃんと出てくるのである。でなければ読まなかったけど(苦笑)。ここは一応、「さすが松本さん」と言っておきたい。
しかもウィンダミアだけじゃなくてコニストンの名前も出ている。
蒸気船博物館やアマゾン号のカラー写真まで載っているのは、画期的と言うべきだろう。
写真はウィンダミアしかないのが残念だけど、ボウネスの写真の説明には「白い館はフリント船長のモデルとなった貴族の邸宅で今はホテル」とある。
へっ? そんなモデルがいたなんて知らなかった・・・。
紹介されている本はもちろん、その著者についてもほとんど知っていることばかりで目新しいことはなかった。例外はフリント船長のことぐらいで。でも楽しくさらさら読めた。
私としては、アーサー王関連でフランスにまで足を伸ばしているのが「買い」。
あと、いちばん行きたくなったのがトーキーです、、、と、ここまで書いて、以前読んだ松本さんの本の内容はどんなのだったっけと思ってブログ内を探したら、、、ほとんど同じだということが判明。そのポストはこちら。道理で目新しいことがなかったわけだ。それにしても、同じネタで何冊も書くんですねえ。出版社も同じじゃん。
この本に関する情報はこちら
by foggykaoru | 2009-05-17 09:30 | 児童書関連 | Trackback | Comments(8)
クリスティの別荘公開というのがあって(urlにはりました)、それがトーキーだと思っていたのですが、違ったみたいです。
フリント船長のモデルというと、道楽者+放浪癖+屋形船住いってことでしょうか??(笑)それと海賊を名乗る姪が二人いる?(笑)
どうもありがとう。
でもクリスティの聖地巡礼までやる時間はありません。。。
フリント船長のモデル、屋形船の所有者でもあったらしいです。
これってARCの常識だったのかしらん。
文庫で改題するってたまにあるけど、そうだとわからないで両方買ってしまうようなことになったら、たしかに「詐欺だ」と言いたくなりますね。