紅茶の国 紅茶の旅

読むまでは知らなかったのだが、著者の磯淵猛氏は紅茶のプロ。
紅茶にかかわる旅の数々が綴られている。

まずは中国。
外国人が行けない町へ、特別の許可を得て行く。
これが面白い。
そういうときは「お茶の研究」なんて言ってはいけないのだそうだ。許可を得るならビジネスを名目にするのがいちばん。普通の国に角をたてずに入国するなら「観光」なのに。中国は普通の国ではないのだ。

お次はセイロン。
つまりスリランカへ、「紅茶ツアー」の主催者として、客を連れていく。
これも面白い。
スリランカにぜひ行きたいという気分にはならないけど(苦笑)、つくりたての茶葉で淹れた紅茶は飲みたくなる。
つい先日ようやく終止符を打ったと報道された、スリランカの内戦の原因がよくわかった。
スリランカの少数民族であるタミール人というのは、イギリス人が連れてきたのだ。彼らはスリランカの人々よりも従順で使いやすかったそうで。現在の世界で起こっている紛争の種の少なからずは、イギリスによるものなのだ。
私はイギリスのことがけっこう好きだけど、事実は事実。

そして、スリランカにおける紅茶の父と呼ばれる人がジェームズ・テイラー。
彼のふるさとスコットランドに飛ぶ。
エジンバラからタクシーで走り回るのだが、これもまた面白い。
旅のなかで、いちばん面白いのは「探索の旅」なんだなと実感。

特に紅茶好きでなくても、ノンフィクションが好きな人には大いに楽しめると思います。


この本に関する情報はこちら
磯淵猛氏のプロフィールはこちら
氏の経営する紅茶のお店「ディンブラ」は藤沢にあるのだそうで。友人が話題にしていた記憶があるような無いような。(非常にあいまい)
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by foggykaoru | 2009-05-31 10:01 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(18)

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Commented by むっつり at 2009-05-31 12:11 x
スリランカは永くの内戦が一応終了したところですから…
危険ですよね
Commented by ふるき at 2009-05-31 22:40 x
 磯淵猛氏は、私の友人の紅茶ブレンダーも良く行く紅茶専門の喫茶店のオーナーも頭が上がらない紅茶界の偉人だそうです。藤沢のお店に飲みに行きたいです。

 ところで、 crann様。その紅茶の漫画についての話題は、その漫画家さんを快く思っていない人達の悪意ある噂です。惑わされないようにお願いします。
Commented by ふるき at 2009-05-31 23:46 x
 スリランカは磯淵猛氏のではありませんが、スリランカ紅茶専門店の「紅茶ツアー」で行きました。
 一日何軒もの茶園を巡り、何種類もの紅茶をテイスティング~私は真似事ですが、店主は買い付けが主なので真剣に~しました。
 スリランカの水でいれた味と香りから、日本の水でいれたらどのようになるかを想像しなくてはならないのです。その上で、良い悪いはむろん、お客様の好みに合うか?値段に見合うか?などなどを瞬間的に判断していました。体験型としても興味深い旅行でした。
Commented by crann at 2009-06-01 12:51
ふるきさん
ご指摘いただいた記事は削除いたしました。
>悪意ある噂
だったのか、磯淵さんは静観なさっていらっしゃるようでしたが・・私がこちらで話題にすることではありませんでしたね。
かおるさんにもお詫びいたします。

あらためて。
表参道の「クリスティ」で、昔よくインド紅茶ツアーのチラシをもらいましたが、ふるきさんの書き込みを見るまですっかり忘れていました。
まだあるのかな、いってみたいと思ってしまいました。

それと、ディンブラのためだけに、藤沢まで遊びにいきたいですねえ、いかがですか?
Commented by Titmouse at 2009-06-01 22:52 x
はいはい、ディンブラ、話題にしています。ずっと前にFSHIPで教えてもらって、「今度一緒に行きましょう」と約束して早○年・・・
私自身は何度か行っていますが、今年こそ約束を果たしましょうね>ラッコ庵さん。皆さんもぜひご一緒に。
Commented by ケルン at 2009-06-01 23:23 x
前にも書いたような気がしますが、
モルディヴに行ったとき、飛行機を乗り換えるのがスリランカで、
そこの空港で買った紅茶が、感動的においしかったです。
お土産物やの紅茶で、値段はごく安いものでしたが、
英国なんかでブランド別に缶入りで澄まして売られているのは、つまらないと思ったくらい。

それと、つまんないことですが、紅茶派にとっては、
モルディヴでも、食事のときに「紅茶にしますか、コーヒーにしますか」と、紅茶を先に言ってくれるのがちょっと嬉しかったりしました。
これまでに行ったところでは、英国以外では、コーヒーが基本みたいなところが多かったものですから。
Commented by ふるき at 2009-06-02 01:54 x
 crann様おさわがせしました。

 crann様のブログを読ませていただきました。07年の横浜のワールドコンに参加されていたのですね。この大会の公式のスタッフではありませんが、関連したところのスタッフとして大会に参加していました。とても近いところにいたようです。
 今夏のT9のスタッフで、TOKON10にも何らかの形で係わると思います。
 という訳でお察しとは思いますが、上で書いた紅茶ブレンダーは熊崎氏です。ちなみに紅茶専門店は青山ティーファクトリーです。

 藤沢のディンブラは行きたいですね。
Commented by foggykaoru at 2009-06-02 20:14
むっつりさん。
紅茶ツアーは内戦中に行っていたのですから、今以上に危険だったかも。
Commented by foggykaoru at 2009-06-02 20:15
ふるきさん。
おお、スリランカにまで行っていらっしゃるとは!!
>スリランカの水でいれた味と香りから、日本の水でいれたらどのようになるかを想像しなくてはならない
それはすごいですね。まさにプロの技。
Commented by foggykaoru at 2009-06-02 20:17
crann@leiraniさん。
>かおるさんにもお詫びいたします。
いえいえ、私は何が何だかわからないので。
藤沢紅茶ツアー、いいですねーー♪
Commented by foggykaoru at 2009-06-02 20:18
Titmouseさん。
ああやっぱり!
私はまた、このお店でラッコ庵さんとオフ会をなさったのかと思ってました。
Commented by foggykaoru at 2009-06-02 20:21
ケルンさん。
おお、スリランカの地を踏んだことがあるんですね! 
そんなに美味しい紅茶が手に入ったとは。
日本の水でも美味しかったんですね(^^;
Commented by Titmouse at 2009-06-02 22:51 x
オフ会は事情があって両者の中間地点でやったので・・・
藤沢で紅茶&江ノ電に乗るとか、江の島の灯台グッズの店に行くとか、鎌倉方面で花を見るとか、藤沢&鎌倉で紅茶の店のハシゴ(シードケーキあり)するとかなんでもどうぞ~。
Commented by foggykaoru at 2009-06-03 21:43
Titmouseさん。
鎌倉以外の湘南には小学校以来行ってないかもなのですが、けっこういろいろな可能性があるんですねえ。
なんか今、むしょうにシードケーキが食べたくなってきました(苦笑)
Commented by ケルン at 2009-06-03 23:48 x
ついでに、
スリランカはカレー粉もおいしかったです。紅茶とカレー粉。

>Titmouseさん
江の島の灯台グッズのお店、行ってみたいです。。
紅茶やさんとセット企画があったらぜひ参加したいです。。
Commented by meadow02 at 2009-06-04 21:51
コーヒーを職場でがぶ飲みしてる私ですが、元々紅茶党。水が悪くて私の腕では美味しくいれれませんが、美味しい紅茶を飲みたくなりました。
Commented by foggykaoru at 2009-06-06 21:25
ケルンさん。
神田あたりにスリランカ風カレーのお店があったような。
Commented by foggykaoru at 2009-06-06 21:26
meadow02さん。
気合を入れて美味しい紅茶を淹れるには、ミネラルウォーターを使うのがいいのでは。
しょっちゅうはできませんが。。

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