河口慧海著「チベット旅行記」(講談社)

児童文学に話題が偏り過ぎたので、ちょっと気分を変えましょう。

この本の著者は、その名前から想像されるとおり、お坊さんです。
ですが、普通のお坊さんとはちょっとばかり、、、いや、非常に、違います。
語り口こそ、いかにもお坊さんらしく、古めかしくて奥ゆかしいけれど。

仏教を追究するには経典が必要。でも、それはチベットでしか手に入らない。だったらチベットに行こう。でもチベットは鎖国状態だ。だったら密入国してしまおう…なんてことを思いついて、実行してしまうのです。

文句なく面白いので、どなたにもお薦め。講談社学術文庫で全5冊。

私はこれを読んで以来、チベットに行きたくてしかたがありません。

日本人が書いた旅行記の最高峰と言っても過言ではないと思います。

この本の詳しい情報はこちら
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by foggykaoru | 2005-03-24 20:25 | 過去に読んだお薦め本 | Trackback | Comments(4)

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Commented by at 2005-03-28 01:01 x
有名な本なので、知ってはいましたがそんなに面白いとは。旅行記として読むとは不意打ちを食らった気分です。
また、課題図書が増える。
Commented by foggykaoru at 2005-03-28 20:39
蓮さん。
>旅行記として読むとは不意打ちを食らった気分です。
えーっ、だって題名が旅行記じゃないですか。私は有名な本だということを知らないで、本屋で見つけて読んだんです。だから旅行記だと思って読みました。
ARCには私よりもすごい旅人がいるのですが、その人も「日本最高の旅行記」と絶賛してます。どうです、読みたくなるでしょう?(^^;
Commented by 蓮@テスト at 2005-03-31 02:16 x
ただ、明治だから文章が古いのについて行けるかな。ARCの方のそこまでの絶賛を聞いたら読みたくなりました。私はチベット民俗学記として認識してたんですね。
Commented by foggykaoru at 2005-03-31 20:46
蓮さん。古めかしいだけで、ちっとも難しくありません。おじいちゃん先生が授業でお話してくれているみたいな文章です。
>チベット民俗学記として認識
それは正しい認識です。でも、旅先の風俗習慣を詳しく面白く書いてある旅行記というのは、常に同時に民俗学記だと言えるでしょう?だから同じことなんです。

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