天皇陛下の全仕事

巷で噂のこの本、私にしては珍しく新刊を購入。
銀の匙さんも紹介していらしたので、最近とみに物忘れの激しいこの頭(号泣)の中に、要チェック印をでかでかと付けて、忘れないようにしていたのです。

著者である山本雅人氏は、日経新聞で宮内庁担当記者だった人。学習院卒ということもこの本を書くきっかけの一つだったのかな。

要するに、天皇陛下というのは超多忙だということがよくわかる本です、というと身もふたもないけれど、実際そうなんです。

日本の報道はある意味、偏っているのではないでしょうかね。

大昔、イギリスで2週間ホームステイしたことがあるのですが、かの地では毎日王室メンバーの仕事ぶりが報道されていました。特に印象的だったのがクイーンマザー=皇太后の活躍ぶり。あのおばあちゃん、ほんとうによく働いていました。

でも、ニッポンの天皇陛下だってそれに負けず劣らずよく働いている。
「ナントカカントカの音楽会に御出になった」とか「葉山の御用邸でご静養」なんてことぐらいしか報道されないのでは、「われわれの税金を使って遊んでいて。いい身分だなー」というビンボー人のやっかみを呼ぶのがオチです。毎日のように仕事してるんだから、「どこそこの国の新任大使夫妻を接待した」と、毎日のように報道すればいいのに・・・なーんて思ってしまいました。

それに加えて、神事もたくさん。(これを報道できないのはしょうがないけれど。)
それにしても、70すぎたおじいちゃんには酷なのではないでしょうか。ご本人は使命感とプライドをもってなさっているのでしょうけれど。

仕事の中でいちばんの比重を占めるのが「人と会う」こと。
これはしんどいですよ。性格的に向いてなかったら地獄でしょう。
美智子皇后には合った仕事なのでは。将来クイーンマザー的なご活躍を期待します。
でも次期天皇陛下の奥さまは耐えられるのかしらん。


読んだあと、宮内庁ホームページで皇室関係者のスケジュールを確認してきちゃいました。

この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2009-09-26 21:20 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(2)

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Commented by むっつり at 2009-09-26 22:12 x
次期皇后は…世襲官僚(キャリア試験で最も重要な面接において、高級官僚の子弟である事の有利さは言わずと知れた事ですね)ですから、外交官出身だと言っても対人折衝は無理でしょう
モグラに空を飛べ、と言うようなものです
日本の皇室ってただの元首ではなく、神道と言う多神教の祭司の頂点にたっていますから毎日のように祭事があるはずです
昭和の終わりには大半の祭礼は今上陛下が代行していましたが、今の皇太子は距離をおいていますから大丈夫か心配ですね
Commented by foggykaoru at 2009-09-27 14:57
むっつりさん。
だいたいがおやじさんの勤務先に就職するという感覚が私にはわかりません。。。まっ、どうでもいいけど。
彼女は事務方としてはきっと有能なのではないかと思いますが。

山ほどある神事のことを思うと、女性が天皇になるのには無理があるのかなあと思ったりもします。

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