「テツ」の感想を知りたいです

「ロスト・トレイン」読了。
去年から個人的に注目している作家・中村弦氏の第二弾です。

建築をモチーフにした前作のほうが、この作家ならではの作品だったのだろうけれど、もはや「ファンタジー読み」ではなくなってしまっている私にとっては、推理小説の匂いのある本作のほうがとっつきやすく、一気に読んでしまいました。

表題どおり、鉄道、特に廃線をめぐる物語。
私みたいな素人は「ふむふむそうなのか」と読むしかないのですが、「テツ」が読んだらどう感じるのでしょうか。とても興味があります。

(前回も思ったかもしれないけど)今回つくづく思ったこと。
文章に魅力があります。
読みやすくて、ほんのりと温かみがある。
それに加えて映像的。
引退した「ファンタジー読み」である私ですら、クライマックスはまるで映画を観ているよう。脳内に描かれるめくるめく映像に魅了されました。
新潮社のサイトのインタビュー記事を読むと、もしかして「ひねり出した」ネタなのかな?と思わないでもないのですが、こういう文章が書ける人は、あんまりネタがなくても、なんとなく人を惹きつける作品を書き続けられるのではないでしょうか・・・なあんてね。そんな偉そうなことを言う資格があるのか私に(自爆)

結末に関しては、不満を持つ人もいるかも。
でも私は納得です。
人と人の関わりは、本質的にはそういうことだと思うから。

小河内線は実在するのですよね?
ちょっと行ってみたかったりして。


この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2009-12-05 20:15 | 普通の小説 | Trackback | Comments(14)

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Commented at 2009-12-06 09:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by デルタダート at 2009-12-06 22:42 x
おひさしぶりです。
鉄とくれば、私が登場しない訳には(笑)

近くの図書館に所蔵されているようなので、来週借りて読んでみます。
Commented by Titmouse at 2009-12-06 23:16 x
なかなか売っている書店がなくて、ただいま注文中です。
早く来ないかな~。
Commented by foggykaoru at 2009-12-07 19:46
鍵コメさん。
そのレアなネタ、私わかんないんですけど(涙)
Commented by foggykaoru at 2009-12-07 19:47
デルタダートさん。
読んでみてくださいね♪
この本、まだ出たばかりなんですけど、もう入ってるなんて、相当すばやい図書館ですね。偉い偉い(笑)
Commented by foggykaoru at 2009-12-07 19:48
Titmouseさん。
私も店頭では見つけられなかったので、熱帯雨林で購入しました。
送料無料にするために、もう1冊加えて。
そっちのほうが高かった(苦笑)
あっ、その本のこと、まだポストしてなかった・・・
Commented at 2009-12-07 20:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ケルン at 2009-12-08 01:12 x
あー、やっと他の人の感想が読める!

池袋のジュンク堂中央平台に10冊、LIBROのSFコーナーに10冊、近所の本屋にも平台や棚に面出し、されてましたよ~! 
Commented by foggykaoru at 2009-12-08 20:50
鍵コメさん。
ご教授どうもありがとうございます。楽しみにしてます♪
Commented by foggykaoru at 2009-12-08 20:53
ケルンさん。
おお、もう普通の書店でも並んでますか?
話題の新刊書、なのかも。ふふふ。
Commented by Minnow at 2009-12-08 21:25 x
わたしも、前作と同じ気持ちで、いきつけの啓文堂で「あの…取り寄せていただきたいんですけど…」とカウンターで申し込んだところ、「これですね」とそのまま平づみ場所につれていかれて、びっくり。申し訳なくて赤面してしまいました。(作者にも、店員さんにも)
推理小説好きなので、とてもおもしろかったです。一気に読みました。
ただ、このお話も、前作も、じつは準備運動?って気持ちがしています。もうしばらくしたら、「ああ、ほんとうはこれか!!」っていうテーマが詰め込まれたおはなしに出会えるのではと、ドキドキしながら待っています。
Commented by foggykaoru at 2009-12-09 20:34
Minnowさん。
おお、あちこちで平積みになってるんですね!
私も今度本屋さんを覗いてみようっと。
>「ああ、ほんとうはこれか!!」
どれなんだろう? なんか、自分がファンタジーの主人公になった気分(^^;
Commented by デルタダート at 2009-12-29 14:50 x
こんばんは

先週借りて来ていたのですが、時間がなくて今日やっと読みました。
私の地元の図書館は大して大きくない割に読書好きの友達も絶賛の品揃えしています。

さて、作品の感想ですが、この作家の前作は読んでいませんので、感想はこの作品単独での評価となります。
現代的なサラッとした感じの文体で、読みやすく3時間ほどで読了しました。ストーリーは分かりやすく、悪く言えば先は予想できますが、読み終わってホッとする作品です。
鉄としての感想は、よく調べて書いた作品だなと言うところでしょうか?作家さんご本人は鉄道趣味人ではないのかなと思いました。微妙な言い回し等で本職のテツとはちょっと違う言い回しも見られます。
また、後半の舞台となる鉄道の設定は普通の人にはスッと受け入れられるかもしれませんが、(私自身、撮影が中心で鉄道の歴史を辿る考古学の分野は得意ではないのですが)テツからすると時代背景も入れると?な部分も・・・。
Commented by foggykaoru at 2010-01-01 23:03
デルタダートさん。
>読み終わってホッとする作品です。
デルタダートさんもやっぱりそうお感じになりました?
とっても気持ちの良い作品ですよね。

>よく調べて書いた作品だなと言うところでしょうか?
なーるほどねえ。
テツとして、十分に許容できる範囲内だということですね。

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