岡田淳原作のミュージカル
2009年 12月 07日
高校生とは言っても、そんじょそこらの高校生とは違います。
演劇科の生徒たちの卒業公演なので、完成度の高さは舌を巻くほど。
若さいっぱいの舞台に、観ているこっちも元気をもらった気分でした。
それにしても、最初から日本語の歌詞に合わせて作ったミュージカルとは、なんと心地良いものなのでしょう。
歌詞とメロディーが合わない曲というのは、聞く人に大きなストレスを与える。
だから、翻訳ミュージカルにはかなり無理がある。
前から薄々感じてはいたことを、今回初めて日本製ミュージカルを観て、強く実感しました。
演目は「放課後の時間割」
原作は岡田淳という人が書いた児童文学作品。
一緒に行ったランサム仲間は、しっかりと原作本を携えてました。さすが。
途中休憩のとき、「この岡田淳という人、他にどういう作品を書いているの?」とか言いあっていたら・・・
ん? 岡田淳?
この名前、どこかで見たような・・・
それもごく最近。
はて。
ええとあれは・・・
思い出しました。
ランサム仲間のJさんの日記で見たのです。
岡田淳さんの講演会に行ったら、ランサムの話が出てきてびっくりするやら嬉しいやら・・・という話。
公演後、岡田さんは出演者からの紹介を受けて、満場の喝采を浴びていました。
わたし的には「いやーなんと! 奇遇ですなー」という感慨でいっぱいだったのですが、その気持ちをどうすることもできないまま、帰宅の途につくしかなかったのでした。
ここで一句。
うれしさも ちゅうくらいなり 師走の日・・・おそまつ!
ついでですが、岡田さんは指輪物語のファンでもあります。たぶん。いや、絶対にそう。
そうでなければ、あんなものを登場させて、あんなエピソードを作るはずがない!!
「放課後の時間割」の原作本に関する情報はこちら
by foggykaoru | 2009-12-07 19:45 | 児童書関連 | Trackback | Comments(16)
私大学時代にアルバイトしていた雑誌の編集部でこの岡田淳さんの絵本が置いてあったことがあり(読者プレゼントだったのです)、つまみ読みしてとても好きだなあと思った記憶がありますよ。
ランサムお好きなんですね。
記憶のあっちとこっちがつながって嬉しくなります。
継続中の「こそあどの森」シリーズでは、「ユメミザクラの木の下で」とか「森の中の海賊船」「沼ばあさんの歌」とかが好きです!
・・・と、いまここで題名を確認するために検索したら、11月に新作が出てるじゃありませんか!予約、予約。
こそあどシリーズの「はじまりの樹の物語」にランサマイト受けする点がいくつか入ってます。本人による挿絵もいいんですよね~。
ミュージカルもよかったみたいですね。いいなぁ。
心にすんなり入ってきて、「よい作家だなぁ」と思っていたのです。
ろーりんぐすとーんさんのおかげで謎がとけました。やっぱり!!!
mi●iのJ@FFYさんの日記へGo!
ここに来る人たちがそんなに皆さん好きなら、きっと、私も好きに違いない!
もともと日本語で書かれたミュージカルって、よくわかりませんが、
小さい頃ときどき母に連れてってもらった子ども用のミュージカルは、今でも歌を憶えています。『ぞうさんババール』とか。
訂正:先の発言の本は、「はじまりの樹の神話」でした。
どのお話って・・・もしかして全部?
順不同ですが、ナメクジ、校庭の木、トビウオ、雪、「この手の中にあるものなーんだ?」・・・あと2つ?3つぐらい。
いろんなエピソードがあるから、役が多いんです。
たくさんの生徒が脚光を浴びることができて、学校演劇として最適の演目だと思いました。