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のだめ最終楽章後編

名曲とともに綴られるこの映画は、映画館で観てこそです。

1回観たあと、ようやく原作を読みました。
そうかー そういうふうにカットしたのね・・・
正直、カットして欲しくなかったなというところもありました。
原作のほうが深い・・・ってのは当たり前なんだけどさ。
(原作の結末に関しては、あまり評判がよろしくないようですが、良く考えられていると私は思います。あれしか無いじゃないのかな。いろいろ伏線が張られているし、ずっと前から結末は決まっていたのだろうとも思いました。)

そして2回目を観ました。
1回目に負けず劣らず楽しかったです。音楽素敵だし、パリきれいだし、上野樹理うまいし、玉木くんかっこいいし。

収穫。
「ラヴェルのト長調のジャズっぽいところ」というのが、ちょっぴりわかりました。

でも
「ショパンのソナタのバッハっぽいところ」というのはさっぱりわかりません(T_T)

あのソナタにはちょっと思い出があります。

今をさかのぼることウン十年前、ピアノの先生にこう言われました。
「高校合格のお祝いにレコードをプレゼントしてあげる。どの作曲家がいい?」
私はなんとなく
「ショパン」
と答えました。
「じゃあ、ピアニストは誰がいい?」
んなこと言われたって、そんなに知らないし。
私はとっさに先生の部屋の壁に貼ってあったポスターを指さして
「あの人!」
と答えました。
それはマルタ・アルゲリッチ。
こうしてプレゼントされたLPレコードにあのソナタが収録されていたのです。
先日、のだめ関連のレビューをいろいろ覗いていたら、「ほんとうにのだめらしいピアニストはランランよりもむしろアルゲリッチではないか」というコメントを見つけました。
ちょっと嬉しかった。
うんうん、そうよね、アルゲリッチは飛んだり跳ねたりするものね!
とか思ったのだったら、これはもう大感動だったことでしょう・・・けれど、私の耳はそこまで鋭くないのですよ。だからバッハぽいのもわからない。残念。

by foggykaoru | 2010-05-07 20:08 | マンガ | Trackback | Comments(4)

Commented by ケルン at 2010-05-08 23:19 x
私、原作を読んだのは映画の前篇の終りまでなので、後篇の今回は何もかも初めてでした。そういわれると、原作の結末が気になります~。ショパンの協奏曲は、この200年記念の盛り上がりに合わせたのかしら、とか、映画公開とラ・フォル・ジュルネが同時期なのもすごいとか、面白がりながら音楽三昧で浮かれています。
いつも楽しげに、本能に導かれるままに弾いてるような感じのラン・ランが、のだめ役を弾くのはなるほど、と思いましたが、確かにアルゲリッチの、何かに取りつかれたようなところも合うかも。それでデュトワが恋に落ちたわけですねー。ということは、デュトワ=千秋?? ええーっ??!?

Commented by foggykaoru at 2010-05-09 21:18
ケルンさん。
私が書いたことは気にしないでね~って無理か(苦笑)
私、アルゲリッチとラン・ランの演奏の違いすらわかんないんですよ。
なにしろアルゲリッチ聴いたのはウン十年前だから。
デュトワって誰? 千秋なんですか。へー
Commented by ケルン at 2010-05-09 22:26 x
シャルル・デュトワは、指揮者です。確かスイスの出身です。長いことN響の音楽監督で、今もときどき指揮しているはず。アルゲリッチとは、以前結婚していたことがあるそうです。大御所同士。アルゲリッチは昔のCDを見ると美人だし、モテモテだったという噂なので、たぶん千秋みたいに「(たとえ変人でも)天才と離れられない」ということはあるんでしょうね。。あっ、アルゲリッチが変人という意味ではないですよ(エキセントリックかも、という感じはします・・・)。私のもっているプロコフィエフの協奏曲は、まさに、パワーが狂気に近いところまで行ってます。名作です。
Commented by foggykaoru at 2010-05-10 21:15
ケルンさん。
指揮者だということは推測できました(笑)
アルゲリッチはとても個性が強そうな感じがします。ピアノじゃなくて性格的に。だからピアノも個性的なんだろうなと思います。(安直な推測だ・・・)
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