もう1つの挑戦
2010年 06月 20日
弾けるようになったわけではありません。ただ手を付けただけで。
1オクターブ(以上)の和音の連続が非常に多いこの曲を練習していると、のだめのような大きな手が欲しいとしみじみ思います。
もちろん、1度聴いたら覚えるのだめの耳とか、超絶技巧を弾きこなすのだめの指もあったほうがありがたいけれど、なにはともあれ、大きな手が欲しい。
この曲に飽きたわけではないのですが、他の曲もやりたくなってきました。
「ベスト・オブ・のだめカンタービレ」に載っている曲の頭の部分を触ってみて、「これ」と思ったのがバッハのピアノコンチェルト。
千秋が「弾き振り」をした、あれです。
最初の6小節のユニゾンで弾く部分を弾いてみたら、自分の左右の手が別人の手みたいなので愕然としました。左手のボロボロさ加減と言ったら・・・。千秋って上手いなあ(爆)
で、片手ずつ練習しなくちゃならないのですが、やってみるとこれが楽しい。そしてとてもすがすがしい。
バッハというのはほとんど和音がありません。
たまにあっても指が届かないなんていうところはない。
その代わりに、両手が、どちらがメロディーということもないぐらいに、同じレベルでちゃかちゃかと動かなくてはならない。
そして、テンポに緩急をつけたり、ペダルでごまかすことができない。
というわけで、ラプソディー・イン・ブルーと180度違うこの曲にもただいま挑戦中です。これは短いバージョンだから、近い将来、達成できるはず。
「のだめ最終楽章後編」がきっかけで始まった、私の人生初の「ピアノ弾きたいモード」ですが、大きな助けとなっているのが電子ピアノです。ヘッドホンして弾けば、真夜中だって練習できる。バッハを数回練習したところで、ふと思いついてハープシコードの音に変えて練習してみました。そうしたら楽しさ倍増!
「電子ピアノはピアノの代わりにはならない。しょせんはまがい物」と言われますが、こういう楽しみ方ができるのは電子ピアノならではです。正しくは「電子ピアノとピアノは別の楽器」ということなのだなと、強く実感しています。
by foggykaoru | 2010-06-20 19:21 | ピアノ日記 | Trackback | Comments(4)
デジタルとアナログの差はありますが使い勝手の良さは電子ピアノでしょうね
音楽や楽器のことはさっぱり判らない、むっつりでした
m(__)m
>デジタルとアナログの差
まさにそれなんです。
ピアノはアナログだから、演奏者の技量によって、限りなく多彩な音が出ます。
電子ピアノもかなり頑張ってきているけれど、やっぱり限界がある。
ま、私の腕前だったら、電子ピアノでも十分なんです。
でも、上達したら物足りなくなるだろうという予想は立ちます。
でも、生きてる間にそこまで上達する可能性は、限りなくゼロに近いわけです(自爆)
バッハやモーツアルトは大の苦手なんで、かおるさんのピアノで楽しませていただきたいです。
うちのピアノ、チェンバロやパイプオルガンの音源もありますので、是非聞かせてくださいね!
ラプソディー・イン・ブルーを攻略するのは「10年スパン」で考えてますから(笑)
モーツアルトはあまりにもむずいので、練習する気さえおこりません。
バッハもむずいけど、片手ずつ練習しても楽しいところが「買い」です。