光をはこぶ娘

O.R.メリングのアイルランド妖精ファンタジー第3弾。

友人の言葉どおりでした。
第1作第2作、そしてこの作品と、どんどん良くなっています。
「メリングさん、小説の書き方がわかってきたじゃん」と肩をたたいてあげたい感じ(笑)

この作品は段落が変わったとたんに場面が飛ぶようなところは皆無。
ということは、第2作は抄訳じゃなかったようです。
濡れ衣着せちゃってごめんよ>講談社

翻訳に関しても、カタカナが多めなのが気になる程度で。

そして作者のアイルランド愛の深さ。
最初からある程度感じられたのですが、作品を追うごとにどんどん濃厚になっています。
この愛の強さは、アイルランドに生まれ育ったのではなく、一度アイルランドを離れたことがあるからこそなのでは。

ずっと同じ場所にいるよりも、一度は離れてみたほうが、愛する気持ちが強くなる、ということはあるんじゃないでしょうか。
「場所」というのは、地理的な意味だけでなく、精神的なよりどころも含めます。

たとえばC.S.ルイス。
ずっと無神論者だったのが、中年になってキリスト教徒になった。
あのキリスト教讃歌とも言えるナルニアを書いたのは、彼にとってキリスト教がまさに「マイブーム」になったときですから。



タグは相変わらず「イギリス」です。
メリングさん、ごめんね。

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by foggykaoru | 2010-09-30 22:17 | 児童書関連 | Trackback | Comments(6)

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Commented by Titmouse at 2010-09-30 22:38 x
ああ、よかった。「だんだん良くなる」に賛同してもらえた~。ちょっとどきどきしていました。
それにしても読むの速いですね~。
Commented by とーこ at 2010-10-01 12:38 x
>「夏の王」「光を運ぶ娘」「夢の書」
このシリーズ続いてたんですね。知りませんでした。教えてくださってありがとうございます。foggyさん>Titmaouseさん>

「歌う石」「ドルイドの歌」の方は読んでるんですよ。私はこれと「妖精王…」で三部作なんだと誤解してました。
ドルイドや歌う石は時代が古代だということで、ちょっとサトクリフに似た味があると私は思うんですがどうでしょう?

「妖精王…」については、私は舞台になるタラの丘に行ったことがあるので、夜あそこに忍び込もうという彼女たちの勇気に素直に感心してしまって他があまり気にならなかった…ぜったいに夜の飛鳥の石舞台古墳に忍び込むよりコワイです。タラの丘ってまわりに何もないところだし、独立戦争の血が流れた場所でもあるから。

そうですね、やっぱりキーワードもう1つ(というか3つ?スコットランドとウェールズも)作った方がいいのかもしれませんね。彼らの心情を考えると。
Commented by elfarran_in at 2010-10-02 00:30
キリスト教賛歌(笑)
マイブーム(爆笑)
私は何度も読み返す派なんですが
何度読んでも、好きな気持ちは
変わりなく、そして確かに歳を経るごとに
発見や見方が変わったり、と
読書って本当に味わい深い尽きない
喜びですよね♪メリング、気に入って
頂けて、なんだか一緒に嬉しいです。
ふふふふ(*^^)v
Commented by foggykaoru at 2010-10-02 22:08
Titmouseさん。
読むのは確かに速いです。
だから人の名前がよくわかんなかったり(苦笑)

しかも、部屋の中はごみためと化しています(自爆)
Commented by foggykaoru at 2010-10-02 22:10
とーこさん。
タラの丘、私は行けなかったんですよ。
ダブリンからのバスツアーと曜日が合わなくて。

タグはどうしたらいいでしょうね。
アイルランドというタグだったら、今後もたいして使えそうにないし。
Commented by foggykaoru at 2010-10-02 22:12
elfarranさん。
巻を追うごとに、こんなに成長した作家は珍しいんじゃないでしょうか。
ってか、最初が下手すぎ(以下自粛)
メリングさんに「妖精王の月」書き直すことをお薦めしたいぐらいです(笑)

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