グリーン・ノウの魔女

グリーン・ノウ・シリーズの第5弾。

このシリーズの主人公は
第1作と第2作がトーリー
第3作がアイダとオスカーとピン
第4作がピン
というふう変遷をたどっています。

これはランサムで言えば
『ツバメ号とアマゾン号』『ツバメの谷』の次に、いきなり『オオバンクラブの無法者』がくるようなもの。
そのあとにDきょうだい単独の作品があって・・・

この『グリーン・ノウの魔女』は、そのあとにようやく出た『長い冬休み』みたいな作品。
ここに至ってトーリーとピンが顔を合わせるのです。
読者としては嬉しくないわけがありません。
その上、オールドノウ夫人と最強のトリオを組んで活躍してくれます。
この点は「買い」です。

で、内容なのですが、表題どおりの作品。魔女と黒魔術のオンパレード。
第4作とはえらい変わりようだが、これはこれで面白かった。
特に魔女の描き方がうまい。
でも、カーネギー賞を取れるのは第4作のほう。

それにしても、このシリーズの作品は突然終わるなあ。
まるで「シロクマ号となぞの鳥」みたいだ。


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by foggykaoru | 2011-05-05 16:39 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)

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Commented by luna at 2011-05-05 18:36 x
なるほど、突然の終了か。
そういう風に考えたことはなかったです。
いつも、さあ、これからおいしいところが、っていう感じで、スカラブ号とか伝書バトとか……(笑)
「石」はオールスターですよ、そういう風に考えると……
Commented by foggykaoru at 2011-05-05 20:50
lunaさん。
ランサムの終わり方は、確かに「さあ、これからだ」という感じのが多いけれど、それまでの物語の「オチ」はしっかりついているんですよね。
グリーンノウの場合は急転直下終わるので、毎回びっくりしてしまいます。
Commented by leirani@crann at 2011-05-06 20:13 x
これ、ホラーとしても秀逸ですよね。
何度読んでも怖いです。西欧的怖さもですが、日本の怪談的な怖さもあります。
元々幽霊譚から始まるから、幽かな気配を心地よく感じる物語なんだけど、これだけはパワーが違いますね。怖い怖いww
Commented by foggykaoru at 2011-05-06 22:23
leirani@crannさん。
ホラーとは思わなかったんですが、そう言われてみれば確かに。
子どもたちの明るさでごまかされてしまったんですね。

だいたいがグリーンノウは、昔のことを思い出して話をすると、それが現実になる、というお屋敷なんだから、変なことを思い出すと変なことになるんだからやめなよ・・・とは思いました(笑)

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