ダーウィンの足跡を訪ねて<追記あり>

長谷川眞理子という動物生態学者が書いた、ダーウィン聖地巡礼記。

もともとダーウィンに興味があったわけではない。(理系は不得意)
この本を手にとったきっかけは100パーセント、ミーハー的興味・・・ナルニア映画でエドマンドくんを演じたスキャンダー・ケインズくんなのです。彼、ダーウィンの子孫なのですよ(苦笑)
この本の中にもスキャンダーくんのお父さんが、名前だけですがちらっとだけ出てきます。

基本的に旅行記なので、英国好き、旅好きにお薦め。
そういう人にとってのツボがたくさん。

彼の生まれ故郷のシュルーズベリー、学生時代を過ごしたエジンバラ、ケンブリッジ、そしてビーグル号で訪れたガラパゴス諸島、ロンドン、結婚生活を送ったケント州のダウン、さらには体調を崩して療養のために訪れたモルヴァーン、イルクリー、彼が葬られているウェストミンスター寺院が紹介される。

で、最初のツボはやっぱりシュルーズベリー。
カドフェルの聖地になるずっと以前から、ダーウィンの聖地だった。なんだか感慨が深い。

ダーウィンの父は医者。地方の名士。
そして母の実家はあのウェッジウッド家。
どっちを見ても大金持ちなので、一生涯働かずに研究三昧の暮らしができた。
優秀な人が経済的に恵まれると、世の中のためになる。

ガラパゴス諸島ももちろんツボ。
イグアナにはリクイグアナとウミイグアナがいる。
以前観た映画に、「イグアナは泳がない」と言ったとたん、泳ぐイグアナを発見して興奮する船医が出てきましたっけ。
彼もまた標本を持ち帰りたかった。
敵船を見つけてしまったから果たせなかったのだけれど、もしもそういうアクシデントがなければ、ダーウィンより先に標本を持って帰ったのかしら(←ありえない!)

ダーウィンは自分の学説が聖書の教えに反するということに、非常に煩悶して、おそらくそのせいもあって後半生はいつも体調が悪かったらしい。
そのへんのこと、キリスト教徒でないからピンとこないんだわ。
でもスキャンダー・ケインズくん、「僕はダーウィンの子孫だから無神論者だ」と言っているということをどこかで読んことがあったっけ・・・と思い当たったのでした。

Wikipediaによると、スキャンダーくんは現在ケンブリッジでお勉強中だそうです。


[5/22追記]
ツボはまだまだあったのでした。

以下は備忘録。
1)映画「アメイジング・グレイス」の主人公の名前も出てきました。
2)ダーウィンの妻エマはピアノをショパンから習っていたそうな。(さすが名門)
本や映画で断片的に得た知識が結びつき、近代ヨーロッパのことが少しずつわかってくる感じがします。

この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2011-05-22 11:19 | 伝記・評伝 | Trackback | Comments(6)

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Commented by むっつり at 2011-05-22 12:30 x
米国で共和党の強い南部の州では進化論を教える事は違法だったり、神学と平行してのみ教えられたりと、未だにダーウィンはデタラメなホラ吹き扱いされていますから…
珍説奇説扱いされて、生前の心理ストレスはいくばかりか…想像を絶するものがあったでしょうね
王侯貴族の世襲制を補完し成りあがりを拒否する論拠として、一部の特権階級から支持されたのが唯一の救いだったかも?
Commented by naru at 2011-05-22 16:09 x
スキャンダーくんのエドマンド、とても良かったですよね。
もう大学生なんですか。知らなかった~。
しかも あのダーウインの子孫とは。
Commented by sugachan2 at 2011-05-22 22:20 x
その本、読んでみたいです。私からみるとダーウィンのころの生物学って、理系よりも文系に近いような気がするんですが、、
Commented by foggykaoru at 2011-05-23 20:57
むっつりさん。
アメリカってヨーロッパよりかたくななところがありますよね。
ダーウィン個人だけでなく、家族をあげて、世の批判や論争に対して非常に気をつかって上手に対処したらしいです。
Commented by foggykaoru at 2011-05-23 20:58
naruさん。
スキャンダーくん演じるエドマンドは、オバサンにえらく人気があるみたいですよ。
少なくともARCの中では(爆)
Commented by foggykaoru at 2011-05-23 20:59
sugachan2さん。
この本はARC向きなので、回遊本にする予定なので、どうぞご遠慮なく♪

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