聖人と悪魔 呪われた修道院

すごい題名ですが、ホラーじゃありません。
原題の「The Falconer's Knot」=「鷹匠の結び目」では誰も手にとってくれないでしょうから。
著者はメアリ・ホフマン。ファンタジーを得意とする人らしいけれど、この作品はファンタジーではなくて、歴史もの。

舞台は中世のイタリア、ウンブリア地方。ペルージャ、アッシジ、グッピオという、実在の町のすぐそばに位置するジャルディネットという架空の町の修道院。
アッシジのサン・フランチェスコ大聖堂内の壁画が今まさに描かれているというおりに、殺人事件が起こります。まずペルージャで。そして修道院で。
そこに男女の愛憎がからんできます。
当時の女性の置かれた地位や、修道院がどのように利用されていたのか等々、なかなか面白いです。

児童書というより、ジュブナイル。
小学生には無理です。
高校生と、おマセな女子中学生にお薦め。(マセてないと無理)

「修道士カドフェル・シリーズ」の趣があります。カドフェルはいないけど。
だから、いちばん向いているのは歴史好きな大人かも(笑)

この本に関する情報はこちら


図書館でこの本に出会ったのは、メインサイト向けにアッシジとペルージャの訪問記を書いていたときでした。
おかげでテンションが上がったことは言うまでもありません。

その訪問記、本日完結編をアップしました。
興味のおありの方は「えせバックパッカーの旅日記」へどうぞ。
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by foggykaoru | 2011-06-26 11:39 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)

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Commented by naru at 2011-06-26 16:56 x
おもしろそうですねぇ。
でもなんで「鷹匠」なんでしょう?

おませでない中学生には無理、というコメントも
何だかとても魅力的。
Commented by fu-ga at 2011-06-27 09:13 x
おお、これ、だいぶ前に読みました。題にひかれて購入しました。
面白いですよね。もう一度読んでみようかな。
Commented by foggykaoru at 2011-06-27 20:14
naruさん。
なぜだかは、読むとわかります(^^;
とにかく、けっこう大人向けなんです。お子ちゃまには無理。
特に大人の女性に超お薦めです。
Commented by foggykaoru at 2011-06-27 20:18
fu-gaさん。
おお、ご存知だったのですね。さすが。
たぶん、「天使と悪魔」あたりにヒントを得た邦題だろうし、ちょっとあざといとも言えるけど、営業的には成功でしょうね。
とにかく、「鷹匠」じゃあ惹かれない(笑)

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