肩胛骨は翼のなごり

これもキャンプ前に読んだ本。

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最近、周囲でこの本が話題になり、「なんたる題名! でも面白そうだな」と思っていたら、ひょんなところで別方面から貸してもらえた。
原題は「スケリグ」。
主人公の少年の名前がマイケル。スケリグ・マイケル。そうかー

ジュブナイルです。ファンタジー仕立てで。
でも、結局どうなったんだ?と、理屈っぽい人は不満を覚えるかも。
味わいを楽しむ物語です。
でも、匂いとか、みょーに現実感があります。そう、匂い。

貸してくれた人曰く「私のいちばんのお気に入り」なんだそうです。
確かに素敵な話。私も気に入りました。

翻訳にカタカナが多すぎるのがちょっとね。
ブラックバードってのはいただけない。
昔、何かを読んだとき、この単語は「ムクドリ」だった。
辞書を引いてみたら、正確にはムクドリではないらしいけれど、せめて訳注をつけてちょうだい。
リフトが止まってケージから降りるってのも。エレベーターでしょっ!


この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2011-07-26 19:32 | 児童書関連 | Trackback | Comments(12)

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Commented by Titmouse at 2011-07-26 21:46 x
リフトは私も気になりました。そりゃあイギリスではリフトっていうだろうけど、日本じゃ違うよって。
私はどっちかというと「闇の底のシルキー」のほうがお気に入り。
Commented by ラッコ庵 at 2011-07-26 23:03 x
アメリカでは「エレベーター」、イギリスでは「リフト」と聞いたような・・・。
話が遡りますが、「聖人と悪魔」(この訳題もずいぶんですが)の主人公の愛馬の名前「ムーンビーム」もなんだかな、と思いました。中世イタリアの話なんだから「月影」とかさ、訳して欲しかった。それともこれ英語じゃないの???
Commented by ふるき at 2011-07-27 00:02 x
 その本は読んでいませんが、欧州の古いビルのエレベータにあるような、階段室の中央にあって周囲が素通しのだとリフト、ケージの表現が合いそう。
Commented by naru at 2011-07-27 09:25 x
kaoruさん、 これはコメントというより
メールなんですが、

この本のタイトル、「肩胛骨」と、にくづき が付いていいます。

たまたま、ホントに偶然、赤点を取っている学生に、いわば「罰」としての
良書を読んで感想を書け、というレポートを宿題に出していて、
この本もリストの一冊なんで、チェックしていたもので。
(「東京子ども図書館」に推薦していただいた、「命、死、介護、看護を考える児童書リスト」より)

些細な事ですが、気になりました。
Commented by foggykaoru at 2011-07-27 23:46
Titmouseさん。
ねえ、そうですよね。リフトはスキー場にあるものですよね!
Commented by foggykaoru at 2011-07-27 23:47
ラッコ庵さん。
ムーンビームも感じ出ませんね。
確かにイギリスではリフトだけど、日本ではあれはあくまでもエレベーターだから、不適切な翻訳だと思うんです。
Commented by foggykaoru at 2011-07-27 23:48
ふるきさん。
リフト、ケージがわかるということは、かなり英語がわかる人。
「普通の日本人」の常識外だと思うんですが。
Commented by foggykaoru at 2011-07-27 23:49
naruさん。
おっと! 御指摘ありがとうございます。
パソコンの漢字変換に任せたままでした。訂正します。
Commented by サグレス at 2011-07-28 23:27 x
ブラックバードは、クロドリ、クロウタドリ、クロツグミなどという訳をあてていることがありますね。しかしムクドリはかえって良くないでしょう(ブラックバードも良くないけど)。ムクドリは集団で行動し、姿は何だかバランスが悪く、何よりも声がぎゃぁぎゃぁとうるさい鳥ですから、イメージがかなり変わってしまいます。
身の回りに普通にいる生物の名前くらいは、何とか日本語に置き換えてほしいものですが…。
Commented by foggykaoru at 2011-07-29 15:35
サグレスさん。
確か、アガサ・クリスティーのマザー・グースものでは「ムクドリ」だったような気がする。。。
動植物はぴったりくるものが自然界に存在しなかったりするから、しょうがないんだけど、せめて訳注をつけてほしいです。
Commented by ラッコ庵 at 2011-07-29 17:57 x
たびたびすみません。
「ブラックバード」をそのままにするか、ムクドリあるいはクロツグミなどと訳すかどうかは、もはや訳者の翻訳哲学?の問題でしょうね。わたしはそれが適切であれば「粥村」とか「つらぬき丸」も好きだけれど。
昔の訳を見ると、日本でなじみのないものをルビにしたり直訳したりしていて苦労してるなあと思います。
「短上着」に「チュニック」とルビがあったり、飲料の「マウンテンデュー」を「山の露」と訳したり(笑)
訳じゃないけど高校の教科書に載っていた鴎外の「舞姫」にはワイシャツを「襦袢」と書いてあったような(^^ゞ
Commented by foggykaoru at 2011-07-30 10:17
ラッコ庵さん。
指輪物語の場合、言語オタク教授が「訳せ」と指示してますからね・・・

「リフト」の場合、日本では別物だからまずいと思うんです。
一方、「ブラックバード」は、一般日本人は「なぜ黒い鳥と訳さないのか?」とよけいなことを考えるんじゃないかと。だから訳注があってほしい。

瀬田さんの翻訳は素晴らしいけれど、「人形の家」でイギリスの通貨を「~円」としているのはやりすぎだと思います。。。。

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