緋色の皇女アンナ
2011年 08月 28日
もともと歴史の研究者らしい。
舞台は11世紀末のコンスタンティノープル。
そもそもこれがツボで手にとったのである。
私はオスマン・トルコがイスタンブールと名付ける前のこの町に憧れているので。
表題からわかるとおり、主人公アンナは皇帝の娘。しかも世継ぎとして育てられた。
よって、その感覚は我々庶民とは全然違う。とにかくおそろしく気位が高い。
その目を通して語られるので、正直、ちょっとつらいところがあり、一気には読めなかった。
でも、最後まで読みとおすと「ほーっ」と感動します。
歴史の香りがする物語が好きな方にお薦めです。
この本に関する情報はこちら
by foggykaoru | 2011-08-28 08:43 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)
あそこまで徹底してプライドが高いと、もう感心してしまうというか、
「おもしろいわよ」と、高学年女子に勧めた記憶があります。
このようにブログで記録されていると、また思い出し感動を思い起こしますね。