母なる自然のおっぱい

池澤夏樹の自然に関する深~い思索集。
読売文学賞受賞だというので、「いい本なのだろう」と古本屋で買ったのはいいものの、渋すぎてずっと読めずにいた。旅先で他に読む本がないという状況になれば読むだろうということで持っていったのである(苦笑)

章によって読みやすさ(読みにくさ)に差がある。
真ん中へんの「ガラスの中の人間」「旅の時間・冒険の時間」「再び出発する者」は面白い。(それ以外の章は読むのにかなりの努力を要した。)
特に「旅の時間~」はよかった。旅人にお薦めする。

ついつい池澤夏樹の本を手にとってしまうのは、彼が別の本で自らランサム好きだと告白しているせい。
ウサギのシチューなんて言葉が出てきたり(27ページ)、ちょっとばかりヨットのことを語ったりしているだけで、異常に反応してしまうのは、純粋に私個人の勝手である。


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by foggykaoru | 2012-01-03 22:07 | エッセイ | Trackback | Comments(4)

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Commented by むっつり at 2012-01-04 08:41 x
池澤夏樹さんって知らなかったので、調べたら1945年生まれで翻訳家…
きっとランサムには原書で触れたのでしょうね
Commented by foggykaoru at 2012-01-05 00:16
むっつりさん。
あら翻訳家でしたっけ? 小説家だと思ってた・・・
>原書で触れた
そうかもしれませんね。
明らかに原書で触れたランサムファンとしては、天沢退二郎氏がいます。
Commented by sataz at 2012-01-14 23:20 x
池澤夏樹好きです、やはり作家と言ったほうがいいと思います。芥川賞も取っているし。場所に縛られずに生きていて、私の理想の一つを実現しています。
ランサムには原書で触れたかもしれませんね。

「母なる自然のおっぱい」は読んだと思いますが、内容のはっきりした記憶はありません。
Commented by foggykaoru at 2012-01-16 20:52
satazさん。
>場所に縛られずに生きていて
ほんとうに羨ましい生き方ですよね。

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