テメレア戦記Ⅱ: 翡翠の玉座

前巻で英国空軍でナポレオン率いるフランスと戦ったテメレアが、今度は長い航海の末、中国にまで行きます。
そもそも中国がフランスに送った卵を分捕ったといういきさつがあるので、たとえ英国にとっては正統な戦利品であっても、中国に文句を言われると弱いわけで。

で、この巻のポイントは
長~~~い航海
そして
異文化交流

航海がほんとうに長い。
もうちょっと短くてもよかったなんて言ったら、石投げられるでしょうか?

異文化。メインは中国です。イギリス人から見た中国(人)。
お粥にげげーっという顔をされると、同じ極東の住民であり、お米を食べてきた人間としては、かなり微妙な気分になる・・・というあたり、『女海賊の島』に共通するものがあります。

でも、最終的には、異文化理解・受容の方向になるところが、なかなかです。
世界史をきちんとふまえて書かれているところもすごい。

中国のドラゴンは学があって、書をたしなんでいたりするのです。
いいえすねえ。絵になりますねえ。

それにしても、つい先日、色素欠乏症の人物が登場する小説を読んだばかりなのに、今度は白いドラゴンだとは。

私にはわからない船関係の翻訳がばっちりだということだけは確か。なにしろ、あとがきに書かれている助言者がすごいですもん。

あとがきと言えば、、、このシリーズ、P.J.が映画化するつもりらしいです。
そりゃ彼の好みだわな。
きっと人間よりもドラゴンが人間らしく描かれることでありましょう。


この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2012-01-20 20:09 | 児童書関連 | Trackback | Comments(4)

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Commented by ふるき at 2012-01-20 22:49 x
 英国にもオートミルは合ったと思うけれど、お粥とドッコイドッコイな食感ではないかしら?
Commented by foggykaoru at 2012-01-21 20:27
ふるきさん。
オートミールがあまり得意でない日本人は少なくないのでは?
かく言う私も、米のお粥は大好きなのですが、オートミールはそれほど・・・
Commented by Cisibasi at 2012-01-23 22:47
登竜門と言う言葉があるぐらい、
中国では、龍は出世の代名詞ですから。
当然、出世が試験(科挙)で決る中国では、
龍が知的な存在であるんですよね。
わが家の娘は、
お粥が嫌いで、白ご飯しか食べません。
離乳食も一切食べなかった強者です。
私は、香港行くと、必ず朝はお粥に揚げパンです。
オートミールはわたしもちょっと。
Commented by foggykaoru at 2012-01-24 21:05
イシバシさん。
そうそう、この本には科挙も出てきます。

私の亡くなった祖母もお粥が嫌いでした。
まあ人それぞれということで。

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