cakeは何語?

友人が「ケ―ク・サレ」なるものについて語っていたので
「cakeは英語。サレ(sale=塩味の)はフランス語」
と突っ込んでみました。
すると別の友人から
「フランス語のWikipediaにcakeという項目があるよん」
という指摘が。

cakeというフランス語、あったんです。びっくり。
でも、日本語の「ケーキ」とは違うんです。二度びっくり。


====以=下=超=適=当=私=訳==========
cake(gateau)

長方形で干しブドウや砂糖漬けの果物が入った菓子をさす。「cake(ケークと発音)」は主としてヨーロッパで使われ、一方、主として北米では「gateau aux fruits=フルーツケーキ」と言われる。cakeという語は同形の「gateau sale=野菜・オリーブ・ハムなどを使った塩味のケーキ」をさすこともある。ゆえにcake saleという言い方もある。

「フランス語宝典(注:そういう名前の権威あるフランス語大辞典があるのです)」によると、cakeとは「小麦粉、卵、バター、砂糖を材料とした、干しブドウや果物の砂糖漬けが入った菓子」
英語からの借用語でfruitcakeまたはplumcakeの省略形。一部のフランス語話者にはアングリシスムとみなされている。
フランス語のcakeは英語ではfruitcakeと訳すことができる。
cakeはケベックでは用いられず、北米のその他の地域では一般にまれである。これらの地域ではこの菓子は「gateau aux fruits」という名称でよばれているから。

塩味だろうが甘いものだろうが、cakeの基本は小麦粉、卵、バター。そしてケーキ型が必要。
==============================

「英語からの借用語」と「アングリシスム」の違いがよくわからないのだけれど、それはおいといて(苦笑) 

英語圏に囲まれているケベックのほうが、フランス本国よりも、英語を拒絶する傾向が強いと聞いています。cakeもその例なのかも。
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by foggykaoru | 2012-03-05 22:33 | バベルの塔 | Trackback | Comments(14)

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Commented by むっつり at 2012-03-06 05:56 x
砂糖って貴重品でしたものね
サトウキビって南方でしか出来ませんし、テンサイから作れるようになったのは近代にはってからのはず
頼りは果物の甘み?
ですから、伝統的なケーキは塩味なんでしょうね
Commented by ラッコ庵 at 2012-03-06 07:13 x
中学校のときに石鹸の数え方、a cake of、two cakes of というのを習ったので、「四角い塊」のようなイメージかと思っていました。
Commented by luna at 2012-03-06 09:16 x
へええええ〜!
そうだったのか。
いや、私も同じ疑問を抱いたことがあったのですが(元上司のパティシエの話で)全く追求しませんでした。
謎が氷解いたしました(^^)
Commented by foggykaoru at 2012-03-06 18:53
むっつりさん。
あっ、そういうことではないと思います。
あくまでも「塩味のケーキ」というものもある、ということで。

日本語の「ケーキ」との違い。
「ケーキ」のほうがフランス語のcakeより意味が広い。
「ケーキ」は「西洋風のお菓子」のかなりの部分をカバーするような気がします。少なくとも「フルーツケーキ」の省略形ではない。
Commented by foggykaoru at 2012-03-06 18:56
ラッコ庵さん。
そう、英語のcakeはとても範囲が広いですよね。
食べ物に限らない。

日本語の「ケーキ」は食べ物、しかも「菓子」、でも小麦粉メインとは限らない。レアチーズケーキとかあるし。
Commented by foggykaoru at 2012-03-06 18:57
lunaさん。
なにしろ友人のTさんから「Wikipediaを訳せ!」という指令が下ったから(笑)
お礼はTさんに言ってください。
Commented by サグレス at 2012-03-06 20:08 x
おぉぉ、そういうことだったのですか!
なるほどね~。
ケベックで使わない言葉、というのも興味深いです。
Commented by foggykaoru at 2012-03-06 20:14
サグレスさん。
そういうことだったんですよ。
的外れなツッコミしてゴメン。
Commented by Titmouse at 2012-03-06 22:35 x
おお、記事にしてくれたんだ~、ありがとう♪
だって私フランス語読めないから。

このcakeって大きい辞書だと載ってるんですかねえ。
アングリシスムってなんとなく、「こんな語にまで英語を使わなくてもいいじゃないか」というような気持ちが入っていそうと思うのですが。
ケベックは英語圏に対抗するという以外に、Cakeの場合は紛らわしくて混乱するからというのもありそうですね。

外来語が元の言語での意味より限られた意味になってるものって日本語でもいろいろありそうですね。湯麺(中国語ではたぶん汁麺全般)とかイクラ(ロシア語では魚卵)とか。なんてことまで考えたりしました(笑)。
Commented by foggykaoru at 2012-03-07 20:46
Titmouseさん。
はい、せっかく訳したんだからと思って記事にしました(^^;

>紛らわしくて混乱するからというのもありそう
なるほど~ ありそうですね。

>外来語が元の言語での意味よりも限られた意味になってるもの
うん、たぶんすごく多いと思います。今思いつかないけど(苦笑)
Commented by ラッコ庵 at 2012-03-08 09:01 x
英語でいえば「プディング」の守備範囲もナゾです。
ヨークシャープディング、クリスマスプディング・・・?
Commented by foggykaoru at 2012-03-08 22:16
ラッコ庵さん。
>プディング
私も思いました。英語ではなんでもかんでもプディング?
それが日本語に入るときになまった「プリン」は、「カスタード・プディング」をさすんですが。
Commented by ケルン at 2012-03-12 12:42 x
ラッコ庵さんのおっしゃるとおり、
cakeは英語では「四角い塊」を指すようですが、ニュアンスとしては柔らかい塊に限っているように思います。(石やコンクリートの塊は、cakeとは言わない。泥なら言うかも?) だから石鹸はあり、というのと、それと石鹸は、粉や液体や長い棒などいろいろ形があるので、区別する意味もあるような気がします。

puddingは、「食事の後に出てくる甘いもの」(果物、キャンディやチョコレート類を除く)というイメージです。お料理をして作ったものという気がするので、ケーキでもパイでもたぶん広い意味では含まれますが、アイスクリームは含まれるかな、どうかな・・・? (ただ、これも現代の若者はあまり使わないような気もします)

日本では、「カスタード・プディング」が「プリン」として独り歩きしてるんですね。そしてターキッシュ・デライトはなぜプリンと訳されたか、永遠のナゾ・・・(せめてお皿もスプーンも要らないキャンディにしておけばよかったのに)
Commented by foggykaoru at 2012-03-12 20:22
ケルンさん。
私もcakeというと、食べ物以外には石鹸を思いつきました。基本形が四角だからなのか。
ターキッシュ・ディライトをプリンと訳したのは、瀬田貞二さんが「子どもがよく知っている甘いお菓子はなんだろう?」と考えて、たまたま思いついたからでしょうね(^^;

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