シアター!2
2012年 03月 06日
「きっとここが三角関係になるんだろう」と思っていたところ、思い切り空振りでした。
おお、こっちがくっついたか!
有川さんが「登場人物が動いてくれない」と嘆いているのが、読んでいてなんとなくわかる。
怒涛の勢いだった「図書館戦争」に比べるとちょっとまったりというか、のろのろというか。
現実世界に即している部分が「図書館戦争」よりも大きいから、奔放にストーリーを組み立てにくいのかな。
でも十分に軽いし、面白いんですけどね。
「図書館」読んだあとにこっちを読むと、
有川さん描く男前=春川司=堂上教官
だということがよくわかる。
それにしても読みやすい。「小6から中学以上」というサトクリフよりもずっと読みやすい。読みやすさに惹かれてこのタイプの本にどっぷり浸かると、読める本がだんだん限定されてくるんじゃないかという不安を覚えるくらい。
とりあえず、つかづ離れずのスタンスでいこう。
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by foggykaoru | 2012-03-06 19:25 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)