インド怪人旅行

ゲッツ板谷という人が書いた旅本。
写真は鴨志田穣という人。読んでいるうちに、イラストレーターの西原理恵子のダンナだった人だということがわかった。「ダンナだった」と過去形なのは、故人だから。確かアルコール中毒にひどく苦しんだあげく、癌で亡くなった人だったっけ、、、と思ってwikiで確認したところ、あってました。
というわけで、イラストは西原さん担当。

「インドに行った人は大好きになるか大嫌いになるかのどちらかだ」と言われます。
旅する人は誰もが「自分はどちらのタイプなのだろう?」と興味を持つはず。
ゲッツ氏も同じで、さらに「ハマる人はどこにハマるのか?」というテーマを掲げて旅立つ。
あと2人誘って合計4人旅。
板谷氏と鴨志田氏自身、ひと癖もふた癖もある人間なのだけれど、残りの2人もいろいろと。
「そんな人誘うなんて。悪いこと言わない、やめときなよ」という感じなのです。

そしてゲッツ氏は「インドにハマる若者の多くがやってるにきまっているから」とドラッグに手を出す。(もちろん彼1人ではなくて、4人全員で)
売春窟にも行く。

相当すごいです。

善男善女が読む本じゃありません。
たぶん、多くの人が眉をひそめることでしょう。

でも私は評価します。
たとえ私がインドに行っても、絶対に経験しないこと、絶対に出会わない世界を教えてくれたという点で。
また、いろいろ道草食ってるけど、究極的にはまっとうな本です。
でも他人には薦めません。特に女性には。
読んで不快になっても当方は責任を持ちません。
読みたくなった人は自己責任で読んでください。

この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2012-05-16 20:45 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(8)

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Commented by むっつり at 2012-05-16 21:53 x
サイバラさんご夫妻の事はなんとなく様々な本で知っていましたから
繊細でもタフです
善人じゃないけれど卑屈じゃない
屈託なくて小賢しくない生き方

一般的には「破天荒」と言われる人生ですね
Commented by garden_time at 2012-05-16 23:03
>でも他人には薦めません。特に女性には。
こう書かれると、かえって読んでみたくなる私です(笑)
Commented by foggykaoru at 2012-05-17 20:56
むっつりさん。
アルコール中毒で本人が苦しんだだけなく、家族も苦しみ、結果、離婚したけれど、最後は西原さんが面倒を見たらしいですね。
「こんなに面白い男はいない」というようなことをおっしゃっていたような。
Commented by foggykaoru at 2012-05-17 20:57
はみさん。
なにしろお下劣なことのオンパレードですから。
薦めませんよ。勝手に読んでね(笑)
Commented by とーこ at 2012-05-17 21:49 x
ご紹介ありがとうございます。すぐにブ○オフに行ったら、インドはなくて「ベトナム怪人紀行」というのがあったからそちらを今読んでますが、ベトナムだからインドよりおとなしいかもしれないけど、板谷さんも鴨志田さんもとても真摯に現地の人と付き合ってると思う。カンボジアで戦場カメラマンをしていたというカモさんのアジア感とか欧米人感というのは、真実なんじゃないかと思うんですよ…というのは、偶然、ジョン・ル・カレの「スクールボーイ閣下」を読み終わったところで、この小説に1975年の陥落直前のプノンペンの欧米記者たちの様子が出てくるんだけど、こういう人たちと一緒に仕事してたらこう考えるようになるんじゃないかと容易に想像できて。…このタイミングでこの本に出会えたことに感謝です。

>私がインドに行っても、絶対に経験しないこと、
コト海外の個人旅行については、女性は損ですよね。安全を考えると越えられない一線があるから(越えてしまう女性もいることはいるけど)。
いやでもベトナム編は凄くおいしそうで、この店に食べに行きたくなる。危ないから行けなさそうだけど。
引き続き、インド編とタイ編を探し続けます。
Commented by foggykaoru at 2012-05-18 06:55
とーこさん。
ちらちらレビューを見る限りでは、この本がいちばん毀誉褒貶が激しいようで。「ドラッグのことばかり」と批判する人が目立ちます。
ベトナムは美味しそうなんですね。
インドはとてもまずそうです。
この本を読んでインドに行きたい気持ちが強くなったかと問われると、返事に窮します(苦笑)
Commented by SOS at 2012-05-22 22:30 x
 この、ゲッツ板谷氏という人、確か、某出版社の PR 雑誌上で、如何にして痩せるか、ということを、自らを実験台にして、ルポルタージュ していたのではなかったかしら……、と思います。 私も、最近、太り気味なので、毎号、読んでいました。 ( 但し、その出版社自体は、私の好みではありません。 )
Commented by foggykaoru at 2012-05-23 20:58
SOSさん。
この本に掲載されている写真のゲッツ氏は相当の肥満体です。
そういう企画をやっていると言われて納得です。

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