あやつられ文楽鑑賞

三浦しをん著。
彼女が文楽の大ファンだなんて知らなかった、、というか、「作家である」ということ以外、何も知らないんだった(自爆)
『舟を編む』は読みたいと思ってます。

もともと日本文化に対する興味が薄い私。
歌舞伎なんて1度しか見たことないし(しかも寝た)、文楽も「たまたま券が余ったとかで数回見たことがある」という程度。
1度だけ、『俊寛』は素晴らしいと思った。
「イタリアオペラみたいだ! これは世界に通用する!!」と思った。
とか言うと偉そうだけれど、実はイタリアオペラだってちゃんと見たことない(苦笑)

そんな私でももしかしたら文楽を好きになれるかも、、、と思わせてくれた。
評論家とか専門家ではない、単なる熱狂的ファン(という言い方も変だけど)だからこそ書ける本。
現代人の感覚ではようわからん筋立てや登場人物の行動を突っ込む突っ込む(笑)
普通だったら「変な話!ついていけないわ」と思って興味を失ってしまうところなのに、突っ込みながらも愛してる。突っ込むことを楽しんでる。
そういう楽しみ方なら私にもできそうだ。
・・・けっこう得意かもしれない(自爆)

「もの」である人形が演じてこその魅力、というものもなんとなくわかった。

お勧めです。


この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2012-06-28 20:39 | エッセイ | Trackback | Comments(8)

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Commented by むっつり at 2012-06-28 22:19 x
文楽…人形浄瑠璃は大阪が本場なんですが(江戸歌舞伎に上方浄瑠璃)、いまや風前のともし火
大阪市の財政再建の関係で助成金がなくなるそうですから
数百年の歴史が終わるのかも?
歌舞伎のように「スーパー歌舞伎」に進化したり、役者が俳優として活動も出来ませんから、文化事業としての援助が頼りでしたから
Commented by naru at 2012-06-28 22:39 x
従妹(作曲家で演奏もし、大学講師をしていた)が、邦楽にはあまり関心がなかったのに、
文楽だけは大好きだったのです。私も、いつか一度は行ってみたいです。

ということで、まずは、この本を読んでみま~す。
Commented by foggykaoru at 2012-06-29 23:31
むっつりさん。
うわあ、橋○さんが市長になったらそういう影響があるんですね。
どこの国でも伝統芸能に対しては公的な支援が必要なんじゃないかなあ。
そうしないと「国家の品格」がなくなってしまうような気がします。
Commented by foggykaoru at 2012-06-29 23:32
naruさん。
>文楽だけは大好き
へえええ
そういう人、いるんですねえ。

この本を読んで、1度しか観てない歌舞伎についても勉強になりました。
Commented by ゆきみ at 2012-06-30 22:31 x
歌舞伎は、役者さんに引っ張られて見ていたけれども、文楽はちょっと馴染みがなくてという私でしたが、この本を読んでから興味を持っていました。
ちょうど見たいという演目を選んで出かけたら、おもしろいおもしろい。息をするのももったいないくらい。
本当に、三浦しをんサマサマです。
それ以来、歌舞伎を見ても、「あぁ、これは人形のほうが感情が乗りやすいかも」なぁんて思います。

ところで、私が見たのは、一つは普通の「劇」なのですが、もう一つは「舞踊劇」でした。人形で舞踊をメインに見せるって、なんだかすごいな~~と思いました。
Commented by foggykaoru at 2012-06-30 22:54
ゆきみさん。
私は一度だけ見た歌舞伎で、中心人物が生きるの死ぬのと大騒ぎしているのに、周囲の人々がじーっと座っているのにびっくりしました。
日本の伝統的な演劇というのは、それまで自分が見たり演じたりしてきた西洋起源の演劇とはぜんぜん違うんだな、と。
でも、この本読んだら、あれはもしかしたら文楽がもとになっている演目だったのかな?と思いました。
「もの」である人形なら、じっとしているのが自然なのだ、というところは納得でした。
Commented by ゆきみ at 2012-07-01 19:27 x
私が見た文楽の演目も、主人公が刺されて死に掛けてから延々とセリフがありました。その間、人形一体に付き三人の操者が舞台にひしめいて事の成り行きを見守っていました。
操人はじっとしているのに、人形はそっと涙をぬぐったり、膝に置いた手を握り締めたりしている。そうか、全部が計算された演技なんだと思って、人が演じた時よりずっと感動しました。
Commented by foggykaoru at 2012-07-02 22:25
ゆきみさん。
私が見た歌舞伎とは逆ですね。
人形のほうが繊細な演技が生きるのかしら。

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