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マドンナの引っ越し

旅を愛するドイツ文学者・池内紀による短編小説集。
後半はエッセイ的な作品も混じるが。

長い年月をかけて醸造された名酒の味わい。

私もいつかこんな作品を書けたらいいな・・・
なんて一瞬でも思ってしまうのは、とんでもない思いあがりだ。
いくら旅してても無理。
才能が違うって。

旅好きの人、ヨーロッパ、特にイタリア・ドイツ・オーストリア、そして東欧好きの人に超お薦め。

唯一の欠点は、私が通勤時に電車に乗っている時間に対して、1つ1つの作品が短すぎること。
下手すると3つぐらい読めてしまった。
一話で完結したほうがしみじみ感動できるのに。
もっとゆっくり読めって話もあるが(苦笑)


この本はユーズドでしか入手できません。

by foggykaoru | 2012-07-08 09:38 | 普通の小説 | Trackback | Comments(0)

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