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異国トーキョー漂流記

この本に関する情報はこちら

高野秀行氏の本。
高野さんが知り合った人の話、などと言うと身も蓋も無いのだけれど。
「袖すり合うも多生の縁」という言葉を思い出した。

心に静かな波紋が広がる感じ。
高野さんの「人に対する眼差し」がいいと、改めて思った。
客観的、かつ温かいという彼の真骨頂が現れている。
彼の旅本(あるいは探検本)の底流にあるものもまさにそれである。

「ムベンベ」と「ワセダ三畳」を読んで気に入った人は必読。
この2作に関連した出来事もいくつかあるから。

語学に興味がある人間としては、高野さんがフランス語を勉強した方法がおもしろかった。
言葉を教えることに関してど素人であるフランスの姉ちゃんの「投げたレッスン」であっても、素晴らしい成果を上げることができるのだ。生徒本人にやる気さえあれば。

そして、コンゴつながりのエマニュエル・ドンガラ氏。
高野さんが翻訳したという著書「世界が生まれた朝に」を読みたくなった。
熱帯雨林で検索したら在庫なし。どうやら絶版らしい。
どうせなら原書がいいかも、、と思って熱帯雨林france で検索したら在庫があった。
興味のある方はこちらをご覧ください。
本自体はそんなに高くないんだけど、送料がねえ。
パリに行ったら買おうか。いつ行くんだ。もう「のだめ」ネタはないのに。
思いついて地元の図書館のサイトに行って検索したら、あったあった。すぐ近所にあった。(もちろん高野さんの訳書のほうです)


文庫化されている高野本のうち、絶対に読もうと思った本はこれにておしまい。
読みたい本はまだあるけれど、単行本なのです。
図書館で借りるか。それとも文庫化を待つか?

by foggykaoru | 2012-10-19 21:53 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(3)

Commented by むっつり at 2012-10-21 08:22 x
熱帯雨林に注文しました
数日中に到着予定。
楽しみです
Commented by むっつり at 2012-10-21 08:24 x
追記:高野さんの方、一冊だけです
今月も財布がピンチですから

そして…
日本語しか理解できないのが私の語学力ですので
Commented by foggykaoru at 2012-10-22 20:49
むっつりさん。
高野本は面白いですよね。

語学のところにツボる私のほうが特異体質なのだと思います。。。
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