東南アジア四次元日記

「エンタメ・ノンフィクション」の雄・宮田珠己の本。
彼がサラリーマンを辞めて初めてでかけた旅のあれこれを綴った渾身の?作。
現在はユーズドでしか入手できません。

普通の旅行記ではない。
普通の旅情報は得られない。
そのかわりに、妙チクリンなものに関する情報がたっぷり得られる。

私は東南アジアが好きだが、唯一のネックは仏教寺院である。
お寺というものは無彩色、わび・さびでないとしっくりこない。
東南アジアのパゴダはピカピカで赤とか金。あり得ないよ。
(日本のお寺だって、本来は赤とか金だったんだけど。)
仏像の顔だってなんだか変だし。

正直言うと、東南アジアのピカピカパゴダよりもヨーロッパの教会のほうが10倍楽しい。

この本を読んで、パゴダの正しい楽しみ方を知った。
「日本とちがって変だ」と文句をつけるのは間違っていたのだ。(考えてみれば、そもそも「日本と違うものは変」という考え方はよろしくない。お寺に限らず。)
日本と違うのは当たり前。面白がればいいのだ。

次回、東南アジアに行くときは、心して面白がることにしよう。

この本を読んでもう一つ悟ったことがある。
それは、宮田さんの文章を私はあまり好きではないということ。
面白いんだけど、ちょっと濃すぎて疲れる。面白いんだけど。

子どもの頃にケストナーの作品を読んだときのことを思い出した。
おおっ!この人の文章は面白いぞ!と思ったけれど、「好き」には至らなかった。

というわけで、どうせエンタメ・ノンフィクションを読むのだったら、やっぱり高野さんの本にしよう、と思いを新たにした私でありました。
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by foggykaoru | 2012-11-11 18:03 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

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