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イスラム飲酒紀行

高野秀行著。

酒好きの高野氏が「飲酒が禁じられているイスラム圏で、いかにして酒を飲むか」という命題(?!)に真っ向から取り組んだ大作・・・ではなくて、ごくごく軽~い本。

私のような、さほどお酒には執着がない人間からすると、「じたばたせずに諦めりゃいいのに」と言いたくなるのだが、じたばたするからこそ、こういうネタがたまるのであり、だからこそ本が1冊書けてしまうのだから、まあいいんじゃないのという感じ。

読んだとたんほとんど忘れてしまったのだが、砂漠のオアシスの話が印象的。
確か、散歩に出たら、オアシスの中で盛り上がっていて、それが揃いも揃ってけっこうなインテリ男性たちだった、とか。

イスラムだからと言って、厳格に禁酒の教えを守っているわけじゃない。
必ず抜け道というか、息抜きの場がある。
そういう手だてが必要なのです。
だって人間だもんね。
と、納得しながら読みました。

この本に関する情報はこちら

by foggykaoru | 2013-06-05 21:32 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(2)

Commented by naru at 2013-06-07 15:05 x
知り合いがこの8月からドバイに赴任するのですが、高野さんはドバイでも飲酒していたのでしょうか?どんな手段で?
(簡単なやり方でないようならば、本を買うように、彼女にアドバイスします)
Commented by foggykaoru at 2013-06-07 20:26
naruさん。
ドバイの話はあったかなあ。。。忘れてしまいました。
いずれにせよ、非常にアブノーマルな方法です。
まっとうな海外赴任の人にはたぶん無理なのでは。

エリートの子弟は欧米に留学したりしているので、いろいろ陰でやってるようです。親に隠れてね。
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