空の中
2013年 06月 24日
「空飛ぶ広報室」がきっかけで、他の自衛隊ものも読んでみたくなったのだけれど、第1作の「塩の街」は、ぱらぱらめくってみて、どうも違う感が強くてパス。
いきなりこちらを読むことになりました。
最近の有川作品よりも、ジュブナイル的色彩が強い点が、中高生には面白いのかも。
オバサン的には、大人中心な話のほうが好きです。
また、ご本人のあとがきによると、この頃はまだプロットを固めてから書いていたんだそうで。
そのせいか、彼女独特のテンポとかノリがいまいち。
よって、この作品は「読み始めたら止まらない」というほどではない。用事があれば止めて、用事が済んでからまた続きを読めます。えっ、褒めてない? ごめんごめん。でも最後まで読めました。えっ、これも褒めてない? いやいや。
私は最近、人生は半分も残っていないのだということを考えて、ちょっとうんざりする本はあっさり途中でやめることにしてるんです。だから最後まで読んだというのは、褒め言葉なんですよ。
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by foggykaoru | 2013-06-24 21:39 | 普通の小説 | Trackback | Comments(6)
そういうSFっぽい本は趣味でないでしたでしょうか?
鋭い!
おっしゃるとおり、SFはどちらかというと苦手でして。
有川さん自身、「SFっぽい作品でデビューしたけれど、自分が実はその分野が得意でないことにだんだん気づいてきた」といった内容のことを、どこかでおっしゃっていたような。
あと、関連の短編集の潜水艦乗りの話とか〜
脱柵の話も好き(笑)
「塩の街」はかなり若書きな感じだし、ちょっと読むのつらいですが、他の2作を最後まで読めば、あるいは読めるかもです。
陸自なので、ある意味図書館戦争的というか。
その場合も、改訂版?の単行本の方を読んでくださいね。
登場人物の年齢設定とかが変わっています。