ブータン「幸福な国」の不都合な真実

著者の根本かおるという人は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の職員だった人。
だから難民問題の本。しかも「幸福な国」として大売出し中のブータンの難民。

「幸福度」で有名になる前から、ブータン王室は皇室と交流があることで知られていたけれど、この王室、実はとっても新しい。まずそこにびっくり。日本の皇室とはぜんぜん違うんです。

そして、その国王(今の人のお父さん?)が、あるときいきなり国勢調査を行い、国民を仕分けした。
そして「これこれの条件に合わない人はブータン国民ではない」と、国籍をはく奪してしまった・・・

知らなかった。
報道ってほんとに一面的。

エンタメ要素のない、正統派のノンフィクションなので、ひたすら真面目。高野秀行さんや内澤旬子さんの本とは違う。
でも、読んでおいて損はない本。

国連難民高等弁務官事務所というところの仕事ぶりもわかる。
当然のことながら、かなり苦労が多そう。
確か、雅子妃の妹さんが働いていたんですよね。
外務省でなく、そういうところで働いていれば、皇室に入ることはなかっただろうな・・・なんて、どうでもいいことを思ったり。




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by foggykaoru | 2014-02-15 16:31 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(4)

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Commented by むっつり at 2014-02-15 17:37 x
人種は漠然と存在しますが(数値化できませんから曖昧)、民族は恣意的に作られたものですからね。
意識が行動を規定します
国家の存在意義は共同体
どこまで、「仲間」と認めるかによって異分子が決まりますから
民族主義の呪文は「民族自決」の美辞麗句に彩られて数多くの共同体を破壊してきました
多くの場合の正義は悪魔の囁きですから
Commented by SOS at 2014-02-16 08:18 x
ローリングストーン さん、今日は。!  SOS です。 ブータン の、民族・宗教・難民 問題については、もう 十年程も前に、イギリス の テレヴィ 局が、取上げましたが、残念乍ら、日本では、CS 放送のみで放映されたのみでした。 でも、流石は、イギリス の テレヴィ 局だと思ひます。
Commented by foggykaoru at 2014-02-16 10:59
むっつりさん。
1代前の国王のときにはネパール出身者も国民として認めていたのに、ある日いきなり変わったそうな。
面倒くさい要素は排除したくなったのかもね。
Commented by foggykaoru at 2014-02-16 11:02
SOSさん。
「幸福度」で売り出したブータンのことは、世界的に有名になってしまって、国連でさえ、それに反する事実としての難民は地味に扱われているそうです。
だから日本の報道機関だけの問題じゃないんです。
イギリスのテレビ局ってBBCでしょうかね。あそこは政府の言いなりではないそうで。(ニッポンほーそーきょーかいとは違って)

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