幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語

著者の平野真敏という人は、もともとヴィオラ奏者。
ひょんなことからヴィオラよりもひとまわり大きいヴィオラ・アルタという楽器と巡り合う。

この楽器がいつ、誰にどこで作られたのか。
どのように使われたのか。
なぜ忘れ去られたのか。

ヴィオラ・アルタの音色に魅せられ、ついにヴィオラ奏者からヴィオラ・アルタ奏者に転向してしまった著者の探索の旅。

面白いです。
特に、なぜ忘れ去られたかが。
あくまでも推論に過ぎないけれど、説得力あります。
そんなことで優れた楽器が葬られてしまったなんて。もったいないことを。

ヴィオラとは音色が違うのだそうです。
ヴィオラ・アルタの音色を聴きたい人は著者のHPへどうぞ。
ヴィオラの音色をよく知らない私には、聴いてもピンとこなかったのでした。ざんねん。


この本に関する情報はこちら

私に会うチャンスのある方、読みたかったらお貸ししますよ。
[PR]

by foggykaoru | 2014-02-21 21:00 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(6)

トラックバックURL : http://foggykaoru.exblog.jp/tb/21709304
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by サグレス at 2014-02-22 09:46 x
写真見てまずビックリ。でかっっ! 
きれいな音色ですね。全然知らない楽器でした。
Commented by foggykaoru at 2014-02-23 19:09
サグレスさん。
手が長くないと弾けないですよね。
知らないのは当たり前。プロのヴィオラ奏者が知らなかったんだから。
Commented by ケルン at 2014-02-27 11:59 x
これは気になっていた本です(音楽関係の本は、部数が少ないのか、高価な本が多く、、)。タイミングが合う時にお借りできたら嬉しいです。
Commented by foggykaoru at 2014-02-27 20:20
ケルンさん。
待ってました!(笑)
この本は新書だから安いけど。
Commented by ケルン at 2014-10-29 15:15 x
今月初め、知人に急に誘われてこの平野さんによる演奏会に行く機会がありました。
この本にも出てきたリッターの曲も演奏されました。

台東区の施設の中にある、よく響くホールだったので、そのせいもあるかもしれませんが
普通のヴィオラの音が、控えめでおとなしげなのに対して
ヴィオラ・アルタは、男性的で、もう少し固体感があるというか、存在感の強い音色でした。音量もたぶん大きかったと思います。
(奏者によっても少しは違ってくるものなのかは、他の演奏家がほとんどいない今はわかりません)

大きな楽器なので、腕をずいぶん伸ばして持っているなという印象でした。きっと重量もありますよね。
名前にヴィオラとついているので比べたくなるけれど、ふつうのヴィオラとは別の楽器と考えたほうが良さそうです。

この本には、楽器との出会いから、歴史を調べて、ご自身がヨーロッパに渡って…
という展開が、とてもドラマティックに書かれていましたね。
演奏会後、平野さんご本人があの楽器ケースを持ってロビーにいらっしゃいました。
Commented by foggykaoru at 2014-10-29 20:37
ケルンさん。
ケルンさんのようにヴィオラの音色をよく知っている人でないと、ヴィオラ・アルタの特徴はわかりませんよね。
私にはこの本の面白さも存分には味わえていないんだろうなと思います。

<< シモネッタの本能三昧イタリア紀行 ブータン「幸福な国」の不都合な真実 >>