「弱くても勝てます」

副題は「開成高校野球部のセオリー」
著者は高橋秀実。
高野秀行氏がこの人に「エンタメ・ノンフ(ィクション)」の書き手として高い評価を与えているので、「からくり民主主義」と「素晴らしきラジオ体操」を読んだ。
どちらもまあ面白かったけれど、高野さんの本ほど面白くなかった。
テーマの問題なのかな、とも思ったりした。
なにしろ私は外国好きだから。

というわけで、この本、あまり期待せずに読んだのだけれど、予想以上に面白かった。
期待しなかったのがよかったのかな? 
ドラマ化されてたんですってね。

何が面白いって、取材対象の開成の野球部員が面白い。
練習時間が限られているから、そのぶんいろいろ考えるんだけど、元来考えるのが好きな子たちだから、もう本当によく考える。時には堂々巡り的にもなるけど。そして考えたことを言語化できる。
監督もすごい。頭のいい部員を指導するには、言語で刺激を与えることができる頭脳の持ち主人じゃなくちゃ。

監督は「野球は無意味」と言い放つ。新鮮。
考えてみればクラブ活動なんてものは、本来、意味なんか無いんじゃないか。
「クラブ活動を通して人間形成をする」なんていうのは、後付けかも。
「授業外でやりたい子が集まって好きなことをやる」だけのこと。
それで何が悪い?

この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2014-10-06 21:59 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(4)

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Commented by むっつり at 2014-10-06 22:25 x
日テレのドラマでしたかな?
一話だけ見たのですが、それ以上は見ていないんですよね。
Commented by タサ at 2014-10-07 08:24 x
これは、野球大好きの次男が初めて買った文庫本。親子ではまりました。
ドラマも見ていましたが、原作の方が各段に面白いですよ!
Commented by foggykaoru at 2014-10-07 22:47
むっつりさん。
ドラマの公式サイト、ちらっと見たのですが、たぶん原作のほうが面白いと思います。
Commented by foggykaoru at 2014-10-07 22:48
タサさん。
面白いですよね!
とにかく開成高校生と監督が、インタビューしがいがある人たちなんですよね!!

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