国マニア
2014年 10月 18日
著者は吉田一郎という人。
著者紹介には現さいたま市議とあるけれど、Wikiによると、その後、さいたま市長選に出て落選しちゃったそうで。
世界の50のちょっと変わった国または地域がとりあげられている。
冒頭の「極小国家ベストテン」が面白かった。
特にモナコ、サンマリノ、リヒテンシュタインの歴史が。
たぶんこれは私がヨーロッパ好きのせいだろう。ウィーンにリヒテンシュタインの美術館があって、行きたいと思いつつ行けなくて、それにしても何故にウィーンに?と思ったのだが、この本を読んでようやくわかった。
その他、アトス山が女人禁制はけしからん!と欧州議会が言ったんですと。
確かに行けないのは悔しい。
でも、普通に行けたらそれはそれで興味が半減するような気がする・・・
この本が書かれてから世界の情勢が変わっているから、たとえば香港の記述など、どうかなという感じ。クリミア半島はロシアになっちゃったし。
おお、ソマリランドのこともちゃんと書いてある!と思って「謎の独立国家ソマリランド」を確認したら、なんとなんと、高野さんをソマリランド行きに駆り立てたのはこの本だったのでした。すごいじゃん!
あとはビロビジャンという名前に反応してしまった。
この夏のシベリア鉄道の旅で、通ったのです。
ハバロフスクの近く。ユダヤ人自治州の首都だったところ。
ランサマイト向けとしては、スバールバル諸島に関する記事もある。
えっ、何って? シュピッツベルゲンのことです。ちょっと行ってみたいのよね。
毎日ちびちび読むといいと思う。
1日1つだと50日もかかってしまうから、2つずつ読んで約1か月で読み終えるといいでしょう。
この本に関する情報はこちら
by foggykaoru | 2014-10-18 19:54 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(4)
ちなみに検索しても一般人のアトス旅行記では最も詳しいのは私のかも。
吉田一郎という人は『世界飛び地領土研究会 』をやっていて、この本も元になったものだと思います。
>イスラム圏の女性社会
それは女性旅行者だって普通は見ることができません。
まず個人的に友達にならなければ。
友達になるのにも関門があります。
女性は男性に比べて学校教育を受けていない人が多いから、まずはその土地の言葉を話せないと。