温泉へ行こう

初刊は昭和63年。約30年前。
古いねえ。
当然のごとく、ユーズドでしか入手できません。

書いたのは山口瞳。
この人は私が子供の頃、大人の週刊誌にエッセイを連載していた。
私はそのへんに置いてある文字はたいてい読んでしまう子供だった。
だから大人の週刊誌も読んで、よく怒られた。
でもさすがにエッセイは読まなかった。

なぜこんな本を・・・って
やっぱ日本は温泉でしょ!って思ったからです。

この本は企画もの。
編集者と一緒の温泉巡りの話。

内容は古い。
けれど、その古さこそが興味深い。

何が古いって、著者の感覚が、まさに昭和のサラリーマンのおやじだということ。
この本書いたのは50代後半なのだけれど、今のその年齢のおやじとは、おやじ度が違う。
と決めつけてはいけないか。
なにしろ私はおやじではないのだから、はっきりしたことはわからない。
でも、今のアラカンの作家はこういう感覚ではないのでは?
そういう感覚が残っていても、正面切ってそれを表すことはあまりしないのでは?
と思ったのです。

それに、今のアラカンおやじよりも、肉体的に老け込んでます。
もともとサントリーの営業だったから、お酒が仕事の一部だし、生活習慣病にもなりやすかったんだろうけど。

昭和は遠くなりにけり。

山口瞳のいちばん有名な小説は「江分利満氏の優雅な生活」
昭和のサラリーマンの暮らしぶりが、今読むと懐かしくて楽しいかも。
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by foggykaoru | 2016-01-16 19:41 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

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