王への手紙

「CREA2月号」の「大人になっても読みたい少年少女文学100のリスト」で知った。
オランダで最もよく読まれている児童文学なのだそうだ。

思いがけず隣国の王への手紙を託された少年の「行きて帰りし物語」。

非常にテンポが速いです。
岩波少年文庫で上下巻に分かれているというのは、長いと言うべきなのかもしれないけれど、長さを感じさせません。
次から次へと降りかかる試練。それをどんどん乗り越える主人公。
飽きさせずに読ませるけれど、個人的にはちょいと物足りませんでした。
深みが無いというか。

でも、そこが万人受けする要因の一つでもあるのでしょう。。。

作者トンケ・ドラフトは学校の先生だったそうで。
目の前にいる生徒を楽しませようとして書いた物語として、大成功していると思います。


翻訳に関して。
「そなたは」という台詞の中に「~というタイプ」という言葉遣いが混在しているのは絶対におかしい。
あと、「ブラウン修道院」も「茶色の僧院」のほうがよかったのでは?
他の地名が「青い川」とか「みどりの森」「白い丘」なんだから。

この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2016-02-09 21:43 | 児童書関連 | Trackback | Comments(7)

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Commented by むっつり at 2016-02-09 22:22 x
ブラウン神父シリーズじゃないんですものね。
修道院を始めた人がブラウン氏だったのかも?
Commented by Titmouse at 2016-02-09 23:14 x
わーい、読んでもらえると紹介文書いた甲斐があります♪
この本、少年文庫〇周年だかのブックレットで紹介されてて、他は有名な本ばかりなのにこれだけ知らなくて、興味を持って読んだのでした。CREAでも岩波に取材に行ってお勧めされてきたらしいです。
Commented by foggykaoru at 2016-02-10 21:05
むっつりさん。
ブラウン神父・・・なつかしい。
他が「ブルー川」「グリーン森」なら(やめてほしいけど)統一取れてるんですけどね。
Commented by foggykaoru at 2016-02-10 21:06
Titmouseさん。
「100冊」の中で唯一(?)読んでみたいと思ったのがこの本だったんです。
熱帯雨林のレビューによると、続編のほうがさらに面白いらしいですね。
Commented by 名無し at 2016-02-16 12:24 x
こんにちは。お茶会とクリスマス会でご一緒した新入り(まだ名無し)です。『王への手紙』私は好きでした。でも、同じ作者の『七つの分かれ道の秘密』は「へっ!?」って感じでガッカリでした。そうそう、foggyさんがクリスマス会のときにおすすめしていたメニム一家の物語、やっと1巻読みましたよ!確かに隠れた名作ですね。そして、私も読んだそばから忘れていくので読書ブログ始めてみました♪4月から2名ほどARCに入会させまーす。
Commented by foggykaoru at 2016-02-16 20:06
名無しさん、アホイ!
メニム一家の物語、いいでしょう?
あんなに荒唐無稽な話を読ませてしまうなんて、すごいことだと思いません?
ブログのURLを教えてください。遊びに行きます。
ARCの営業活動、ありがとうございます♪
Commented by 名無し at 2016-02-18 18:21 x
ええ、すごいです。あまりにも自然で読み終わったあとは、もうそうとしか思えない!私はみなさんのように深く読めないのでブログお知らせするのも勇気がいるのですが、ブログのURL入れました。

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