負けるのは美しく

集英社文庫。古本屋で購入。

読書家として知られた俳優・児玉清のエッセイ集。
自らの俳優人生が中心。
最終章は若くして逝った娘について割かれている。
映画俳優としてはいま一つだった児玉氏なので、タイトルどおり「負けた(=思うようにならなかった)」エピソードが多いのだけれど、読んでる分には楽しめます。
どのくらい楽しめたかと言うと、一篇が長くないから、ちょこちょこ読もうと思って読み始めたのだが、一気に読んでしまった、というくらい。

ずっと昔、テレビドラマで彼がフランス語の通訳を演じていて、そのフランス語に感心したことを覚えている。
仏文学者・篠沢秀夫の学友で、一緒に語劇をやっていたということを知っていたので、「さすが仏文科卒!」と思ったのだが、後になって実は独文科出身だと知り、驚いたものだった。
語学のセンスが相当あるんだろうなと思った。
家庭の事情がなかったら、絶対に独文学者になっていた人なのだろう。
というわけで(?)、解説は独文学者の池内紀。
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by foggykaoru | 2016-04-15 22:39 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

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Commented by naru at 2016-04-16 10:04 x
俳優というよりも、テレビの「パネルクイズアタック25」の司会として、
漫才師の物まねを誘うくらい、はまっていましたよね。

でも、私にとっては何といっても、月9ドラマ「ヒーロー」で
キムタクを引き上げてくれた脇役(役名を忘れてしまいました)が
印象に強く残っています。素敵でした。
Commented by foggykaoru at 2016-04-17 09:05
naruさん。
そう、なんてったってアタック25。
ヒーローもよかったですね。

でも俳優としての最後の出演が、なんと映画だった。。。
それも亡くなったあと、「図書館戦争」で、遺影だけの出演。
読書家だった児玉氏の面目躍如。

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