センセイの鞄
2016年 05月 27日
裏表紙の「谷崎純一郎賞受賞作」という紹介文に惹かれて古本屋で購入。
近所の呑み屋で高校時代の恩師とばったり出会い、細く長く交流していくというお話。
とても読みやすいけれど、軽すぎない。
味わいがあって、なかなかな小説でした。
下戸というわけじゃないけれど、酒量が少ない(ワインだったらグラスに2杯ぐらいで十分)私にとって、「1人で呑み屋で一杯」は憧れです。
by foggykaoru | 2016-05-27 21:28 | 普通の小説 | Trackback(1) | Comments(2)
川上弘美 『センセイの鞄』(文春文庫)、読了。 『蛇を踏む』で苦手意識を持ってしまったのですが、 紹介文を読む限り違うテイストのようなので、挑戦してみました。 いや~、読んでおいて良かったです。 センセイとツキコさんとの 愛想のない会話も、ボワボワとした会話も、どちらも素敵です。 後半、思いがけない方向に話が展開していくので、 どうなるんだろう?どうするんだろう...... more
この小説は、私の中では恋愛小説ベストワンです。
二人の不器用な感じや、その後の展開とか、王道だと思います。
お気に召したようで、嬉しいです。