よみがえれ 老朽家屋

英国エッセイで知られる井形慶子が、吉祥寺に古屋を買い、リフォームした記録。
吉祥寺の古本屋で購入。古本屋に売ったのはきっと吉祥寺在住者。

井形さんはこれに先立って中古マンションを購入、リフォームした経験があり、そのこともまた本に書いているらしい。

リフォームの予算は350万円。
英国で強いれたタイルを自分で貼ったりしてるとは言え、この低額で素晴らしい出来栄え。
強い意志と明確なビジョンが成功の秘訣なんだろう。

英国のリフォーム事情にも通じている井形さんは、日本の建設業界の問題点もいろいろ見えるようで。

たとえば資材の調達や、職人不足で工事が止まったりする。
そこは行動力のある井形さん、資材調達を自分でやろうとするのだが、日本では、素人が建設資材の手配をすることができないそうだ。英国ではできるのに。
で、日本では、業者任せにするしかなくて、そこにいろいろ上乗せされる。
(このあたりの事情、もしかしたら、最近は多少変わってきているのかもしれない。ヤックンが通販で水栓を山ほど買うCMがあるし。)

近年の日本は新築よりも中古を購入してリフォームするのが流行になっているから、職人が不足している。
その職人があんまり何もわかってない。
なにしろ大手の下請けだから。自分では何も考えないみたい。

さらに井形さんは、最近の吉祥寺が変わりつつあることに、憂慮も抱いているようで。
ずっと吉祥寺ウォッチしてきた私も同じことを感じる。
なんとなく、「吉祥寺ならでは」という感じが薄れてきているような。
でも、やっぱりいい町だと思う。
この前、初めて中野駅周辺をうろついたんです。余りにもぱっとしてなくて驚いた。中野は新宿に近すぎるということなんでしょうね。
おかげで、吉祥寺がいかにすごい町なのかがよくわかりました。
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by foggykaoru | 2016-07-08 20:14 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

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