「暮しの手帖」とわたし

「暮しの手帖」の社長だった、大橋鎭子の自伝的エッセイ。「とと姉ちゃん」のもとになった本である。
朝ドラの影響でいろいろな本が出ているけれど、読むならやっぱり大橋さん自らの文章だと思って、店頭でこの本を選んだ。

私のテレビは単に観ることしかできない。
レコーダーも持っていない。
だからテレビ番組はリアルタイムでしか観られない。
(DVDプレーヤーも壊れてしまったんだっけ。)
「あまちゃん」のときにNHKオンデマンドに入った。
退会しそびれてずるずるしている間に、村岡花子だという理由で「花子とアン」を観て、千秋さまが出てるからという理由で「はるが来た」を観た。
現在の「とと姉ちゃん」は、オンデマンドで最初の1週間分を観たのだけれど、その後、追いかけて観るほどの熱意はない。
でも、平日の朝にたまたま在宅しているときは必ず観てしまう。

なにしろ子供のころの愛読書だった「暮しの手帖」ですからね。

我が家にはたぶん30号くらいからの「暮しの手帖」がずらっとあった。
講読していたのは母だけど、母は「読んでいたのはあなたよね」と言う。

「直線裁ち」とか、懐かしいです。
(「直線裁ち」は創刊号だけでなく、後になってからもちょくちょく取り上げられていた。)
「台所ユニット」の開発記事はお気に入りでした。

あの古い「暮しの手帖」、また読み返したいです。
1世紀20号~60号ぐらいまでの号を。


「暮しの手帖」は大橋さんの人柄によってあそこまでになったんだなとしみじみ思った。
ものすごく世話好きで、困っている人のためには力を惜しまなかったらしい。
「暮しの手帖」の錚々たる寄稿者は、そんな彼女だったからこそ原稿を書いた。
まさに「情けは人のためならず」。
もちろん花森安治の存在が不可欠だけれど、彼が加わったのも彼女の人柄によるだろう。
そこのところ、連ドラはちゃんと描けてないような気がする。
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by foggykaoru | 2016-08-18 21:22 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

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Commented by ラッコ庵 at 2016-08-20 00:13 x
どうやら世の中には私やろーりんぐすとーんさんのような「暮しの手帖チルドレン」がたくさんいるらしいです。私が多少なりとも合理的な考えを身につけられたのは、もしかしたら子どものころ「暮しの手帖」を愛読してたからかもしれません。
Commented by foggykaoru at 2016-08-20 19:01
ラッコ庵さん。
「とと姉ちゃん」は、私たちのようなオバサンを主要なターゲットにしてるんでしょうね・・・
「暮しの手帖」の「これはあなたの手帖です」に始まる文章が好きです。
日本のマスコミ史上におけるベスト・コピーなんじゃないかしら。

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