花森安治の編集室

副題は
「暮しの手帖」ですごした日々

著者は唐澤平吉という人。副題の示すとおり、「暮しの手帖」の もと編集者。
1997年に単行本として出て、今年文庫化された。「とと姉ちゃん」効果です。


花森安治は「アーティスト」というより「アルチザン(職人)」であり、「天才的な職人」だったのだという。
強烈な個性とオーラをもって、編集室に君臨していたということがよくわかる。

大橋さんを主人公にした朝ドラでは、もっとソフトな編集長にしてますね。
そうしないと大橋さんの存在が薄くなってしまうから。

著者は1972年に入社したそうだ。
そういえば「新入社員募集」の記事が載っていたなあ。
「きつい仕事です。泥臭いです。1日中洗濯したりします」的なことが書かれていたことを、思い出しました。

「暮しの手帖」チルドレンには楽しめる本でしょう。

時として、いや、往々にして、理解不能な暴君だった花森安治に、著者が心酔していたことが伝わってくる。
花森亡きあと、うつ病になってしまって退職したそうだが、心にぽっかり穴があいてしまったということなのだろうか?

ところで、花森安治はスカートなんてはいていなかったそうです。「はいたことがある」だけだったのでは?
それよりも、「いつも同じ服を着ているようでいて、実は同じデザインの服を仕立てさせていた」というあたり、昨今のミニマリストが提唱する「私服の制服化」ですね。早いな~!


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by foggykaoru | 2016-08-27 16:32 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

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