ミラノの太陽、シチリアの月

内田洋子がイタリアで知り合った人々。
「ジーノの家」の続編的作品である。
とても面白かった。

かつて、イタリアを旅したとき、こんなことを思った。
「光が強い。そのぶん、影が濃い」
真夏だったからってこともあるが(自爆)

この本を読んで、それを思い出した。

私がいちばん気に入ったのは「鉄道員オズワルド」
往年のイタリア名画に「鉄道員」というのがある。
未見だけど、きっとこんな味わいなんじゃないかな。

光が強くて、影が濃い。つまりギャップが大きい。
それはイタリアの人々のキャラの濃さによるところが大きいけれど、それだけではない。
イタリアにおける、いわゆる南北格差。
ヨーロッパに実はまだまだ色濃く残る階級の違い。

思わず、以前読んだ「ジーノの家」を読み返してみたら、意外なことに、「ジーノ」はあまり面白いと思えなかった。そのぐらい、今回のこの本が面白いということなのでしょう。



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by foggykaoru | 2017-07-17 07:48 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

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