瀬尾まいこ著「図書館の神様」

最近とんとフィクションを読まなくなってしまった私。
たとえ読んでも、その内容にちょっとでも西洋史とか海外事情にひっかかりがあると、物語自体を楽しむよりも、その方面の「おべんきょ」モードになってしまいがちです。
好きでやっているお勉強なのですから、別に何も問題は無いのですが、疲労しているときには、やっぱり不向きです。
それに加えて、「もしかしたら自分は、そういう要素が全くない、日本の普通の小説を、のんびり楽しむということができなくなってしまったのではないか?」という不安すら覚えるようになってきました。

こんな悩み(?)を友人にぶつけてみて、薦められたのがこの本。

主人公である、高校で国語の非常勤講師をやっている女性と、彼女が顧問をする文芸部の男子生徒の、ほのぼのした交流が描かれています。
今時こんな大人っぽい高校生、いるのかね?と思いつつも、楽しくさらさらと読み進みました。
薄いし、1時間半くらいで読み終わったかな。
お茶漬けの味。胃が疲れているときにぴったり(笑) 外国の小説ではこうはいかないわ。
骨太なテーマは無いけれど、あえて言えば、「心の傷の癒し」がメインなのでしょうか。
サブテーマは「読書の素晴らしさ」。私はこれにいたく共感しました。

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by foggykaoru | 2006-10-18 20:33 | 普通の小説 | Trackback | Comments(2)

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Commented by ケルン at 2006-10-24 13:44 x
早速読んでみました。
(遅い私でも1時間半で読めたぞ!!)

私、女子校だったもので、こういうローカルな共学の高校の雰囲気は一種永遠の憧れみたいなところがあります。弟くんも垣内くんもgood.

会話の力の抜け方が、上手いなと思いました。

確か、わが母校は校舎の建て替えに入るので、親しんだ図書室ももうなくなるはず、とちょっとしんみりと思い出しました。

Commented by foggykaoru at 2006-10-24 21:48
ケルンさん。
私は東京だけどローカルな共学高校だったので、あそこまで田舎ではないにしても、ああいうふうに「ほうっておかれる」感じは、すごく懐かしいです。
私立、特に女子校は、なまじきめ細かいだけに、絶対にほっといてくれないと思うのよね(苦笑)

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