「六人の探偵たち」
2007年 06月 11日
先週の土曜日は仕事を済ませた後、ナルニア国どころか、ARCの定例会に行く元気もなかったので、整体に行って家に帰り、ごろごろしてました。
で、「ランサム強化週間(月間?)」でもあることだし、と、すっかり遅れてしまった再読プロジェクトではありますが、順番通り「六人」を手にとったわけです。
冒頭の歯を抜くところ。
さすがランサム、うまい導入だなと感心させられます。
でもねえ。
あちゃー、いきなり疑われちゃってるじゃん。「死と栄光号」の三人がどんな子どもなのか、周りの大人は昔からよく知ってるんでしょ。どうしてあんなふうに揃いも揃って掌返したみたいな態度をとるんだろ。ジョージ・オードンのほうが、100倍怪しいじゃん。ああ、やっぱりこの本はダメだわ。。。。
と、思い切り斜め読みして一気に読了。
唯一の救いは
「母の愛は海のように深い」
ということです。
あと、久しぶりに「ナハダースのシャックル」にお目にかかりましたが、後のほうにもう1回出てくるときには、きちんと「十八ダース」になっているんですね。
by foggykaoru | 2007-06-11 21:43 | 児童書関連 | Trackback | Comments(14)
ぜんぜん読み返していないんですが、初めて読んだとき「今までのこの子達をどれほどよく知っていても、なんとなくぬぐえない差別感」を感じた気がします。ひねくれすぎかしら。
この巻ではなぜか、ダンロップの自転車のあと というのが妙に印象に残っています。釣りの場面が出てくるせいか、私的にはベスト3に入ります。前回も半徹で一気に読んでしまいました。「死と栄光号」の3人、今の日本ではありえないほど純で私は好きです。
掌返しは、ひょっとしてランサム自身の体験からでは?
そんな不条理を体験していない人の方が珍しいですから…
しかも多くの場合、解消されず、思い込みを肯定して是としているのが世間ですから
まだ、「ヤマネコ号の冒険」で竜巻がマムシ号を襲ったところまでしか読んでいませんから、探偵まで遠いです(-_-;)
おお、「六人」お好きですか! ってびっくりしてどうする(自爆)
私が言葉巧みにランサムを読ませた友人の中にも、「六人」がベスト2だという人がいます。
子どもたちも、そして周りの大人たちも、リアルによく書けているんだろうなと思います。
でも、純な3人だからこそ、無実の罪をきせられてしまうのがつらくてつらくて。。
釣り人はすごくいい味出してますね。
>掌返しは、ひょっとしてランサム自身の体験からでは?
なるほど!
>「ヤマネコ号の冒険」で竜巻がマムシ号を襲ったところ
「みんなは見えたはずがないと言っているけれど、ぼくは確かに見た」という挿絵を思い出します。
先が長いのは楽しみですね~
死と栄光号の3人はランサムのお気に入りになったようで、だから13巻の主役になったんだなあと思うと、未完なのがなおさら残念。
私はピートがすごくかわいくて好き。
>ノーフォークものでは生活の中に根ざした子どもたちが、ごっこ遊びの子どもたちと同じように生き生きと描かれている
確かにそうだ!
ほんとうに13巻が未完に終わってしまったのは残念ですね。
この間伺ったときに、見損ないました!!
(ちょうど私がいたとき、神宮先生が会場にいらっしゃって、ざわざわした感じになったので、一時待避していたんですが。。そのうち講演会の時間になって。。)
主人公が”死と栄光号”の3人なんですか??
またじっくり見に行きます!奥の方の9枚の写真の右の列のまん中の写真もじっくりとみなければ。。
地道な三人とお金持ちでじゃじゃ馬のアマゾン海賊との邂逅…ワクワクするような展開ですから、とても残念です
13巻見るの、まだ間に合います!
私の写真はどうでもいいけど(苦笑)
ちなみに、9枚固まっている写真のいちばん右の縦1列は、すべて12月末の冬の風景なんです。
冬には見えないんだなこれが。
オオバンクラブの活躍をきいたナンシイ船長が、「おどろきもものき!」と叫んだりしたのかもね!
改めて13巻を見に行きます。今度は前にも増してじっくり見なければ。。。前回は写真に見入って、まんなかのヨットの構造をじっくり見て。。。で終わってしまいましたので。。。