「メニム一家」一気に読了

メニム一家シリーズの4巻「北岸通りの骨董屋」と5巻「丘の上の牧師館」を一気に読み終えました。
フィクションを堪能したのは久しぶりです。

登場人物(人間より人形のほうが多いけど)の個性の書き分け方が実に確かでぶれがなく、しかもそれぞれが魅力的。作者の愛情をこんなに強く感じさせる物語はめったにない。心がじんわり温まります。でも、哀愁も漂っている。そこがいい。

そもそもこのシリーズの存在を知ったのは、友人のメルアドからでした。わけのわからない単語だったので、「いったいこれは何?」と聞いたら、「私が子どもの頃に読んだ、宝物みたいにしている物語の登場人物なの」という答えが返ってきたのです。

その単語は「ピルビーム」でした。

私も、もしも子どもの頃にこのシリーズに出会っていたら、たぶんピルビームが好きになったことでしょう。

すっかりオバサンになってしまった今の私のお気に入りはスービーです。子どもの頃だったら、たぶんあまり好きになれなかったタイプ。
そして、今後、チューリップおばあちゃんのような才能が欲しいです。




白字で書きます。

あの屋根裏部屋のドアは、結局よくわからないままでしたが、考えてみれば、もともとこの人形たちに命が宿ってしまったこと自体が、永遠の謎だったのでした。
しかも、4巻で死ななければならなかった理由もよくわからない。
筋立てとしては面白いんだけど、そのあたり、ご都合主義だという批判も出そうです。

でも、それはそれで別にいいんじゃない?
というのが、読了した今の私の感想です。
このシリーズは「なぜ?」と突っ込み始めたら、きりがない。
そんなことを気にせずに、思い切り雰囲気に浸るのが、正しい楽しみ方。

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by foggykaoru | 2007-11-20 21:30 | 児童書関連 | Trackback | Comments(8)

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Commented by naru at 2007-11-22 14:15 x
今私のto readリストは満杯状態なんですが、さらにまだランサムサガの残りがたくさん。でも読みたい本に加えたくなりました。読み進んで、kaoruさんが白字にしてある部分を読むのが、とっても楽しそうですね。
Commented by むっつり at 2007-11-24 07:53 x
大切な事は白文字(隠し文字)って、良いですよね
余程の初心者でもない限り、誰にでも読めますが、それでも隠されているだけで読む・読まないの選択肢を閲覧者に任されていますから
物語りの確信に触れる部分は知りたくない人には、見なくて済みますものね
Commented by foggykaoru at 2007-11-25 21:04
naruさん。
このシリーズ、家族模様を描く目線が深いんですよ~
だから、私たちのような、ある程度年をくってる人に特にお薦めです(^^;
Commented by foggykaoru at 2007-11-25 21:07
むっつりさん。
この本は読んでいる人が少ないし、ネタバレ禁止度が高いので、白字にしました。
だからって、再読に耐えない、というわけではなくて、読み返せばまたさらに面白いとは思うんですが。
Commented by ラッコ庵 at 2007-12-01 21:50 x
私の読書指南役かおるさん、こんばんは。
今3巻目を読んでますよ~。
私はやっぱりピルビームが好きかなあ。
人形の一家のものがたりに、こんなにドキドキするなんて。
教えてくださってありがとうございます。
Commented by foggykaoru at 2007-12-02 11:12
ラッコ庵さん。
このシリーズ、ハマるでしょ?
スービーもそうだけど、案外ジョシュアもいい。この2人は最後まで読んで好きになりました。
Commented by ラッコ庵 at 2007-12-03 08:14 x
うん、うん。一気によんでしまいましたよ。
最後まで読んだらスービーとジョシュアが好きになりました(笑)
ちかぢか感想アップします。
Commented by foggykaoru at 2007-12-03 21:46
ラッコ庵さん。
ねっ、不思議なことに、最後になるとあの2人の魅力がぐーんとアップ。
どこがいいかと聞かれても困るんだけど。

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