ズルはいかんぜよ
2008年 09月 03日
おそらく夏休みの課題図書をきちんと読んでいない生徒諸君なのでしょう。
こういうブログはそういうふうに悪用されやすいということを考えて、私は極力、普通のタイプの感想文は書かないようにしてきています。わりとくだけた口調だし、きわめて個人的な趣味を持ち出したり、マイナーな作家(ラ○サムとかさ)をわざわざ引用することが多いし。(ま、わざわざというよりも、自然に思いついてしまうんですが。(苦笑))
「アーニャ」も学校に提出する作文にはふさわしくない言葉遣いがあるし、私の旅人視点を織り交ぜたりしてるから、あんまり使えなかったことでしょう。使おうと思えば何行かは使えるかな。でも、それだけじゃ規定の長さには満たないでしょ?
残念でしたね。
by foggykaoru | 2008-09-03 22:08 | Trackback | Comments(10)
と言いながら、私も少年時代には読書感想文(自由課題)では訳者あとがき(解説)を大いに参考にさせて頂きました
子供向けの翻訳本には必ず、文化的背景・歴史的常識の問題から解説がついておりとても助かりました
あとがきを使うのはアリだと思います。全部丸写しするわけではないし。
読書感想文というのは難しいですよね。
私も子供の頃、本を読むのは好きだったけれど、感想文を書くのは大嫌いでした。
だから、書かせるべきではないという考え方もあります。
でもたぶん、「本を読むチャンスを与えたい。そのためには課題を出すしかない。で、読んだということの証明のためには、感想文を書かせる以外の方法を思いつかない」という先生も、少なからずいるんじゃないかな。
だから、極言すれば、思い切り下手くそな文章でもいいのだと思うんです。読みさえすれば。
で、感想を書いたものを競わせたりするのはまったく許せませんでした(区内の全小学校の生徒を対象にしたコンクールがあり、学年ごとの優秀作を集めた文集が毎年出ていました)。
あるとき、「自分の思ったことを書きなさい」という添削コメントをもらったときは、「だから書いてるじゃない!」と、反感。その先生はもともと苦手なほうだったので、ますますダメという感じでした。
感想文とは違うけれど、小学校のときの作文指導が「あったことをそのとおり書きなさい」でした。
で、言われたとおり、あったことをそのとおり書いたら、母に「刑事の反対尋問じゃあるまいし、こんなのは作文ではない」と怒られました。
小1の子供には何を怒られているのかわからなかったわ(苦笑)
本を読んだという証明なら、先生自身がその本を読んでおいて、生徒と感想を語り合えば良いんじゃないでしょうかね。「登場人物は誰が一番好き?」とか、「あの食べ物が出てくるシーン、お腹空いちゃうよね!」とか。
文章力をつけるための課題なら、別の事をやれば良いと思うのです。コピペも丸写しも全くできないようなお題で作文を書かせるとか。
とはいえ、感想文サイトはいただけませんね。テレビで見て唖然としました。
>感想を語り合えば良いんじゃないでしょうかね。
なるほどねえ。いわゆる「読書会」ってやつね。
でも、300人も生徒を抱えていたら、無理なんだろうなー
>文章力をつけるための課題なら、別の事をやれば良いと思うのです。
同感。感想文である必要はないですよね。
文章力をつけるためには、作文→添削→書き直しというプロセスが必要ですが、これこそ少人数クラスでなければできないし。(そもそも、そのように教育された国語教員も少ないかもしれない・・・)
だけど少人数編成のクラスにするためには、予算が足りないし(増やしてくれればいいんですけどね)。(溜息)
日本は欧米に比べたら、1クラスの生徒数が多いですよね。
せっかくの少子化なんだから、ここで一気に欧米並みにしちゃえばいいのに。
予算が足りないというのは、他のいらないところに無駄なお金を遣ってる証拠(怒)