ケルト第三弾: 北アイルランド

タイトルは『北アイルランド「ケルト」紀行--アルスターを歩く』

このケルト紀行シリーズ、アイルランド編はないのです。これは北アイルランド。
あえてケルトの王道であるアイルランドははずしているのでしょう。
で、この北アイルランド編ですが、どうしてもケルトだけではなく、現在のアイルランド問題が浮き彫りになってきてしまいます。
それが悪いとは言わないけれど、のんびりと「ああいいな、行ってみたいな」という気分にはなりにくい。

ちなみに、アルスターというのは現在の北アイルランドよりも大きい地域をさすのだそうです。
つまり
アルスター>北アイルランド


以下は覚えておかなくちゃと思ったこと。

アイルランド問題というと、カトリックかプロテスタントかという話題になってしまうけれど、プロテスタントの中にもいろいろあって、国教会派でないプロテスタント(たとえば長老派)は迫害されたんだそうです。
スコットランドからアルスターに渡ってきた人々(=スコッチ・アイリッシュ)が迫害されて、さらにアメリカに渡ったというケースがけっこうある。

アイリッシュの米大統領で有名なのはケネディー。
ニクソンとレーガンもアイリッシュだが、カトリックはケネディーだけ。

でも、スコッチ・アイリッシュにまで範囲を広げると、なんとさらに13人もいる。
モンロー主義のモンロー、原爆投下を決めたトルーマン、アイゼンハワーとかクリントンとか。
彼らの先祖はみんなアルスター出身。
みんながみんな、迫害されて新大陸に渡ったわけでもないだろうけれど、こんなに狭い地域の中から、こんなに輩出しているなんてすごい。


この本に関する情報はこちら
[PR]

by foggykaoru | 2008-10-24 20:29 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(4)

トラックバックURL : http://foggykaoru.exblog.jp/tb/9996082
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by むっつり at 2008-10-25 00:35 x
ワスプの故郷?
むしろアイルランド移民と言えば、ワスプと敵対していたような気がしますが…
Commented by naru at 2008-10-26 00:36 x
ケネディーの父親は、うまくニューイングランドのWASP社会に入れてもらえなかった、という話を聞いたことがあります。

しかし、ニクソンやレーガンまでアイリッシュだったとは、知りませんでした。
それに、クリントンまで、とは・・・

アメリカ人って、なかなか自分の祖先を遡れないといいますが、そうでもないんですねぇ。
ケルトの話から、まさかアメリカ大統領の先祖につながるとは。やっぱりアメリカのルーツはUK及びアイルランド、ってことになるんですかしらね。
Commented by foggykaoru at 2008-10-27 19:59
むっつりさん。
WASPのPはプロテスタントですから。。。
Commented by foggykaoru at 2008-10-27 20:02
naruさん。
ケネディー家はカトリックですから。。。

ダブリンの博物館で「アイルランドの歴史」みたいなスライド展示を見たことがあります。
最後にはケネディーとレーガンが登場してました。
ニクソンは登場しなかったので、彼までアイリッシュだったとは知りませんでした。
ウォーターゲートのせいでしょうね。

<< 博物学研究室でのお茶会 ティティカカ湖のタキーレ島 >>