2017年 03月 13日 ( 1 )

夜は短し歩けよ乙女

京都ファンタジーの旗手・森見登美彦の小説。

黒髪の乙女に恋した「先輩」が、京都中、彼女を追いかけ続ける話。
「すとーかー」と呼ばれかねない行為ですな。
でも、追いかけること自体は犯罪ではない。
追いかけられている人が追いかけられている事実に気づいていてこそ、犯罪になる。
「先輩」にとって幸いなことに、黒髪の乙女は追いかけられていることを全く自覚していないのでありまする。

本のタイトルが第一章のタイトルと同じなので、一瞬、短編集かなと思ってしまうけれど、四つの章から成る、長編小説です。
一つの章が一つのエピソード。
つまり、夜追っかける話は第一章のみ。

例によって、摩訶不思議な物語が繰り広げられ、楽しく読めます。
でも、男性目線なお話なので、「先輩」に感情移入することは、ワタクシには全く不可能なのでありました。
たぶん、男子、特に若い男子のほうが、キュンとくるのではないでしょうか。

アニメ化されたんですってね。もうすぐ公開ですって。
「先輩」の声を、今や大人気の星野源が担当したんだとか。
彼はめちゃくちゃ演技がうまい。心情に合わせてがらりと顔が変わるのに驚嘆してますが、声優としてはどんなもんなんだろう? (もちろん台詞回しもとてもうまいです。でも、表情が伴ってこそだからなあ)
ちょっと興味はあるけれど、私はあんまりアニメに興味が無いので、たぶん見ることはないでしょう。
ただ、この作品を映像化するなら、アニメは最適な媒体だろうと思います。





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by foggykaoru | 2017-03-13 21:19 | 普通の小説 | Trackback(1) | Comments(2)