カテゴリ:エッセイ( 148 )

ひとり暮らし

谷川俊太郎のエッセイ集。
タイトルに惹かれて読んだけど、、、

・・・・渋い

渋すぎる

さらに、
中ほどの「ことばめぐり」はお手上げでした。
谷川俊太郎の詩をよく読んでいる人でなければついていけない。

私には「猫に小判」な本でした。


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by foggykaoru | 2016-11-11 21:40 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

地図を破って行ってやれ!

著者は石田ゆうすけ。
若い頃、7年かけて世界一周をやってのけたチャリダーです。
私が今までに読んだ彼の本はこれこれ

今回は日本の旅。それも非常に最近の旅。

なかなか読ませます。
彼の世界一周旅よりも、本としては面白いかも。
こんなに日本の旅をしたくなる旅行記はちょっとない。
旅好きの方に自信をもってお薦めします。


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by foggykaoru | 2016-10-31 20:36 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

すてきなあなたに&エプロンメモ

ともに「暮しの手帖」に連載していたものをまとめた本。
この2冊をついつい買ってしまったのは、まだ朝ドラ「とと姉ちゃん」をやっていた9月のこと。
あのドラマのお蔭で「暮しの手帖社」はさぞかし儲かったことでしょう。

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まずは「すてきなあなたに」

著者は「とと姉ちゃん」ご本人、つまり大橋鎭子。
連載当時は、「いったいどういう人が書いているんだろう?」と思いながら読んでいた。

今、彼女のことを知って読むと、なるほどです。
明らかに今で言う「キャリアウーマン」。バリバリです。
なんとなく独身っぽいムード。
著名人と親しくおつきあいしている。
まさに編集者ですよね。
外国にも知り合いが多いというところが、当時としては(今であっても)かなり驚異です。

冒頭の「紅茶の淹れ方」ははっきり覚えている一篇。
とういうか、このエッセイで私は紅茶の淹れ方を覚えたのです。

「とと姉ちゃん」、つまり家長として、家族とともに一生を送った人だから、
「人というのは、本来、1人で暮らすものではないと思う。
 だから、一人暮らしの友達に連絡を入れてあげよう」
なんてのもある。
私、別にそういう連絡を待ってませんけど・・・。

半身浴のおともとしてはなかなか良い本でした。続編も読むかも。

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「エプロンメモ」

大橋鎭子の妹である大橋芳子の手になるもの。
昔の私は「すてきなあなたに」よりも、こちらのほうが好きだったような気がする。
今読んでも、こちらのほうが好きです。

昭和の主婦の知恵です。
今や全く役に立たないことが多いんですけどね。
たとえば、余ったご飯の活用法。
電子レンジがいかに偉大な発明であったのかが、よくわかります。

実はこの本、まだ読み終わっていません。
いつ読み終わるかわからない。
なにしろ三段組でして、「暮しの手帖」に掲載されていたときを彷彿とさせて懐かしいのですが、ものすごいボリュームなのです。
それに、もともと一気に読むタイプのものではないですから。
時々手にとって、ちびちび読む、という感じで楽しんでいます。






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by foggykaoru | 2016-10-24 20:37 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

京都ぎらい

井上章一著。ただいまベストセラーです。

今年度本屋大賞を受賞しただけのことはある。
とても読みやすく(文字が大きめ! そしてひらがなが多いのです)、面白い。

京都の「いけず」は伝え聞いているけれど、我々「よそもん」にとっては へー ほー の世界。
「いけず」の一番の被害者は京都の近所の人。
常日頃、洛中の人の「いけず」によって傷つけられているんですって。
大変ですねえ。関東に生まれ育ってよかったわ~

でも、物を書く人にとって、いろいろやられて屈託を抱えることは、むしろ糧となる。
だから今、筆で立つことができているのは、「いけず」のおかげなのだ、と筆者は一生懸命皮肉をこめて語っている。

そして古都で最大の勢力、それは寺。
そりゃそうなんでしょうねえ。
江戸時代まで寺の領地はそりゃあまあ広大だったそうで。
それを明治政府がふんだくった。
このあたり、英国のヘンリー8世が教会の財産をふんだくった歴史を思い出す。
近代化に至るまで、洋の東西を問わず、似たようなことがあるんだな。

そして、筆者の思いは南北朝までさかのぼる。

著者が言うように、京都に関する著者の発見が書かれているわけではなくて、誰もがなんとなく思っていたけれど、特に口に出さなかったことを、白日のもとにさらけ出した本。お薦めです。


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by foggykaoru | 2016-10-17 21:05 | エッセイ | Trackback | Comments(4)

食の地平線

玉村豊男のエッセイ。1988年刊。
今や田舎暮らし&農業メインになってしまい、わざわざ取材して何かを書くということがめったにない玉村氏だが、この本はちょうど軽井沢移住の頃に刊行された
ということで、つまりは真面目に取材して書いた最後の頃のエッセイ。

項目によって面白さに差がある。

個人的にはフランス人に食生活をインタビューした話が面白かった。
フランス人って、年がら年じゅうビフテキ食べてるんですよねー
よく英国人がフランス人を「蛙喰い」と呼び、フランス人が英国人を「ビーフイーター」と言う、ときくけれど、
他人のことなんか言えないじゃん!
あと、ラーメンのことを「支那そば」と言ったのは、ラーメンが関東(東京)から広まったからである、
なぜなら関西からだったら「うどん」となったはず、なぜなら長崎では「皿うどん」ではないか、という話に納得。

それ以外はどうってことなかったかな。

納豆だけでハードカバー1冊書きあげてしまう高野秀行氏とは比べるべくもない。

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by foggykaoru | 2016-10-14 22:01 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

がんばらない

超有名な鎌田實先生のエッセイ。

さすがと言うべきか。
興味深く、心に残りました。

冒頭に「看取り」のエピソードがいくつか並び、涙なくしては読めず、電車で読み始めたことを後悔した。冒頭だけは自宅で読みましょう。

諏訪中央病院がいかにして今のようになったかが書かれていて、なかなか興味深い。
鎌田先生の生い立ちも。

今、長野県が健康長寿の県になったのは、諏訪中央病院の試みがきっかけだったんですね。
あと、今や常識となった「デイケア」の発祥の地も諏訪(正確に言うと茅野市)

隠居したら茅野に移住しようかなんて、一瞬だけど、思ってしまった。

鎌田先生はチェルノブイリの子供たちにも関わっているんですね。

チェルノブイリはウクライナにあるけれど、ベラルーシ国境のすぐそば。
原発事故のときの風向きのせいで、一番被害を受けた国はベラルーシ。
ということまでは知っていたけれど、風向きだけでなく、時期も最悪だったということまでは知らなかった。

4月末。
共産党にとっては一大イベントである、メーデー直前だった。
見たこともない黒い雨に打たれながら、子供たちはイベントの練習をさせられていた・・・


ベラルーシ・・・
いろんな意味で非常に印象的な国でした。
行ってよかったです。
友よ、誘ってくれてありがとう。

メインサイトでベラルーシ旅行記、ちんたら連載中です。宣伝失礼。
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by foggykaoru | 2016-10-13 20:28 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

極め道

三浦しをんの「爆裂エッセイ」
古本屋で購入。

三浦しをんの本は、数冊読んだ限りにおいて、いちばん好みに合ったのは小説でなくて文楽関係のエッセイでした。
小説は味はあるけれど、ちょっと構成が弱い感じがして物足りないんですよね・・・

というわけで、このオタク感満載のエッセイを手にとってみたわけです。
私についていけるかな
という心配もあったのですけれど。

正直、最初は多少の違和感あり。
マンガの話、わかんないし。
でも、3分の1ぐらいまで読んだら、すっかり洗脳され(爆)、ハマりました。

文章のテンポが早く、リズムが心地よい。
自虐ネタもうまい。

彼女の本領はエッセイだと思います。

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by foggykaoru | 2016-09-06 20:48 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

戸建て願望

井形慶子著。
副題は「こだわりを捨てないローコストの家づくり」
古本屋で購入。


前に読んだ本と似たようなものなのだけれど、こちらは井形さん「自身が住むために建てた」家の話。

買い物をするときは、自分が欲しいのはどういうものなのかを明確にしていないと失敗するけれど、家を建てるときも同じ。
だから自分の好みを明確に自覚しておかなくてはいけない。
業者が思いもよらない要求も、きちんと説明し、説得する。
その熱意で動いてもらえるんでしょうね。
それ以前に、「この人なら動いてくれるだろう」という目利きでなくてはならない。

すごいなー
と感嘆しつつも、
井形さんのイギリスの古民家好きにはついていけないものを感じます。
いくら頑張っても、日本で建てるんだから、しょせんはまがい物ではありませんか。
個人的な趣味をとやかく言ってもしょうがないんですけど。

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by foggykaoru | 2016-08-28 22:39 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

花森安治の編集室

副題は
「暮しの手帖」ですごした日々

著者は唐澤平吉という人。副題の示すとおり、「暮しの手帖」の もと編集者。
1997年に単行本として出て、今年文庫化された。「とと姉ちゃん」効果です。


花森安治は「アーティスト」というより「アルチザン(職人)」であり、「天才的な職人」だったのだという。
強烈な個性とオーラをもって、編集室に君臨していたということがよくわかる。

大橋さんを主人公にした朝ドラでは、もっとソフトな編集長にしてますね。
そうしないと大橋さんの存在が薄くなってしまうから。

著者は1972年に入社したそうだ。
そういえば「新入社員募集」の記事が載っていたなあ。
「きつい仕事です。泥臭いです。1日中洗濯したりします」的なことが書かれていたことを、思い出しました。

「暮しの手帖」チルドレンには楽しめる本でしょう。

時として、いや、往々にして、理解不能な暴君だった花森安治に、著者が心酔していたことが伝わってくる。
花森亡きあと、うつ病になってしまって退職したそうだが、心にぽっかり穴があいてしまったということなのだろうか?

ところで、花森安治はスカートなんてはいていなかったそうです。「はいたことがある」だけだったのでは?
それよりも、「いつも同じ服を着ているようでいて、実は同じデザインの服を仕立てさせていた」というあたり、昨今のミニマリストが提唱する「私服の制服化」ですね。早いな~!


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by foggykaoru | 2016-08-27 16:32 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

女ひとりの巴里ぐらし

石井好子がパリのキャバレーのメイン歌手として1年間過ごしたときの思い出をつづったエッセイ。

私は彼女の歌こそきいたことはないけれど、その名前はおなじみだし、彼女がシャンソン歌手だったことも知っている。
彼女の「巴里の空の下オムレツの匂いは流れる」を大昔、たぶん小学校高学年か中学生のころに読んだから。
「暮しの手帖」に連載されていたから。

というわけで、「暮しの手帖」つながりです。
めったに行かない小田急デパートの上の書店に久しぶりに行ってみたら、えらくオシャレでおもしろい本屋に変わっていてびっくり。
そこで「とと姉ちゃん」関連本として、石井好子の本までもが並んでいたのです。気が利いてるじゃん。

往年のパリ、それも夜の世界。
ディープです。面白いです。
「どなたにもお薦め」とは断言できないけれど。

「解説」で鹿島茂が絶賛してます。
文章力はもちろんのこと、「パリでフランス人相手の商売をして稼いだ」ということも称賛してます。
「フランスにいる日本人の多くは、日本人相手の商売しかできない」と。

そりゃそうだ。
そういう意味で、これと匹敵する本は「パリふんじゃった」です。

旧フラン時代のことなので、ものの値段がわかりにくいけれど、キャバレーの舞台でちょっとしたミスがあるととられる罰金が100フランとある。
いくらなんでも100円という感じではないだろう。
たぶん、400円とか500円とかいう感じ?

とすると、石井さんが得た15万フランという月給は60万とか70万円ぐらいの感じ?
すごい!

石井さんの「巴里の空の下・・・」を再読しようかと思案中。

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by foggykaoru | 2016-08-19 22:23 | エッセイ | Trackback | Comments(0)