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ナズグル発見

c0025724_19515947.jpg指輪ファンの皆さま限定のニュースです。

指輪の幽鬼、滅びの山に飛んでいったあと、いったいどうしたかと思っていたら、なんとハンガリーで隠居生活を送っていたのです!!
(←左は現役時代の幽鬼氏の勇姿)

詳しくはこちらをご覧下さい。

教会の上のも幽鬼もどきですが、ホンモノは公園に座ってるほう。
アップの写真、絶対にアングマールの魔王です。
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by foggykaoru | 2005-10-30 11:09 | 指輪物語関連 | Trackback(1) | Comments(8)

インフルエンザの予防接種に行きました

c0025724_7211541.jpg少し早いけれど、風邪を引いていない今を逃したら、いつになるかわからない! というわけで、かかりつけの医院に行くことに。

距離にして3キロぐらいのところを、いつもは電車で行っているのですが、今日は体調良好。なにしろ予防接種を受けようというぐらいなのですから。
しかも、暑くもなく、寒くもなくて、歩くのに最高の日和。

というわけで、歩いて行ってきました。

少し遠回りになるけれど、遊歩道を通ってみたら、色づき始めた木々の美しさに感動。

東京も捨てたもんじゃない。
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by foggykaoru | 2005-10-30 07:37 | Trackback | Comments(0)

ゲアリー・ブラックウッド著「シェイクスピアを盗め!」(白水社)

かなり前に友人に勧められた本です。

17世紀のロンドン。主人公の少年ウィッジは孤児。ひょんなことからシェイクスピアの一座に加わり、舞台を踏むことになります・・・

というわけで、当時のロンドンの町の様子やグローブ座の内部が詳しく描かれています。
というわけで、児童文学好きな方は、スーザン・クーパーの「影の王」を思い出すことでしょう。実際、あれとかぶるところがかなりあります。
友人は「これを読んだ直後に『影の王』を読んだのはまずかった」と言っておりました。
私は十分に間をおいたから大丈夫でしたよ♪

作風はかなり違います。
「影の王」がじんわり泣かせるのに対し、こちらはからっとしていて、とても気軽に読めます。

この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2005-10-29 08:57 | 児童書関連 | Trackback | Comments(6)

鹿島茂著「セーラー服とエッフェル塔」(文春文庫)

鹿島氏は現時点において、おそらく日本一元気なフランス文学者でしょう。
彼のターゲットは文学そのものというよりは、文学が書かれた背景、すなわちフランス文化の諸相。フランス文学よりも文化や歴史に興味のある私にぴったりなのです。

氏の代表作「馬車が買いたい!」「パリの王様たち」はもちろんのこと、新書の「パリ時間旅行」「フランス歳時記」もお気に入りです。読むとフランス通になった気になれること請け合い。でも、具体的に何が書いてあったかは訊かないで。みんな霧のように忘れてしまっているので・・・(涙)

この本は今までに読んだものとは違い、ひじょ~~~に軽いエッセイ集です。下ネタ満載。なんせ、最初のエッセイのテーマがSMの亀甲縛りときたもんだ。ちょっと前までフランスのホテルの名物(爆)だったビデに関する薀蓄もある。

そういう話は確かに興味深いです。否定はいたしません(笑)

が、私にとってのツボはそっち系ではありません。ほんとうよ。

私は
フランス語には家畜の中でも「牛」に関する語彙がなんであんなに多いのか?
とか、
イソップの「アリとキリギリス」がは「アリとセミ」の誤訳だったというのは有名な話だけど、そもそもラ・フォンテーヌが紹介した時点で、「セミ」という単語が意味するものを「キリギリス」だと思い込んでいたのだ
とか、
ナポレオンはほんとうに胃が痛くておなかに手を当てていたのか?
とか、
黙読という習慣がヨーロッパで一般化したのは、かなり近世になってからだが、それとともに何が広まったのか?
とかいう話のほうが好きです。

この本に関する情報はこちら

以下は限りなく私信に近いつけたし
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by foggykaoru | 2005-10-27 20:30 | エッセイ | Trackback | Comments(3)

「ルパン」再び

c0025724_18504762.jpg前回「ルパン」の記事を書いた時点で、「ルパンの告白」はまだ読み終えていませんでした。それほどハマったわけではないので、もうやめようかなーと思っていたのです。が、なんとなく読み続け、今日、晴れて読了いたしました(苦笑)

というわけで、付け足しです。

ルパンの外見を説明する語がもう1つありました。
それは「sympathique」。「感じがいい」という意味の形容詞で、フランス人がとてもよく使う語です。英語では何というんだろう?「friendly」なのかなあ。ちょっと違う気がする。

で、ますますもってロマン・デュリスは原作ルパンのイメージどおりだったのかも、、、と思った次第。(写真を見てね)

読了してみて、今さらながらにフランス人とイギリス人の気質の違いに思いを馳せました。
ホームズは探偵だし、偉い兄さんがいる。つまり体制側の人間です。
一方、フランスでは泥棒がヒーローになった。
フランス人というのは「つーんとすましている」というイメージが強いかもしれないけれど、それはうわべのこと。身体の中を流れているのは熱くて御しがたいラテンの血。たぶん、体制に対する反発はイギリス人よりも強いんじゃないかと思うのです。フランス革命もすごかったし。

ちなみに、本家フランスの「ルパン」公式サイトはこちら。全部フランス語です。ごめんね。
「PHOTOS」→「LES PHOTOS DU TOURNAGE」とクリックしていくと、撮影中の写真が見られます。オペラ座前でのロケの様子は必見!
「MULTIMEDIA」→「BANDE ANNONCE」で予告編が観られます。
「MAKING OF」ではメイキングが観られます。っていう説明不要ですね。

2週間ぐらい前までは、映画の冒頭の10分を観られて、なんと太っ腹なことよ!と感動していたんですが、その後、会員限定になってしまいました(涙)
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by foggykaoru | 2005-10-24 20:11 | 推理小説 | Trackback(1) | Comments(6)

エントの寄合

ドイツ語版TTTを観たとき、覚えた単語がいくつかあるのですが、その中の1つに「Entthing」というのがあります。
これは原語では「Entmoot」、瀬田氏訳するところの「エントの寄合」のこと。

・・・・こんな単語覚えてもぜーーーったいに役に立ちません。

でも覚えちゃったんだからしょうがない(苦笑)

で、フランス語版では何というのかな?と思って、調べた結果を、こちらにアップいたしました。

今日は要するにお知らせでした(^^;
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by foggykaoru | 2005-10-23 10:22 | 指輪物語関連 | Trackback | Comments(6)

「ルパン」観てから読みました

この映画、世間一般ではそれほど話題になってないんでしょうねえ。
でも、私にはツボでした。
そもそも、ルパン生誕百周年を記念して、フランス人がフランスでフランスの役者を使って撮ったというところで、拍手を贈りたくなります。よかった、フランス人がやる気出してくれて。ルパンが英語喋ったら興醒めですもの。

特にフランス好きでなくても、旅好きなら、フランスの田園風景に感動することでしょう。奇岩城もエトルタにあるホンモノです。オペラ座前の広場も100年前の姿で登場します。このオペラ座、セットではありません。パリでロケしたんです。交通規制して。フランス人というのはそういうことをやっちゃうんです。2年前の8月15日に。8月中旬にパリにいることが珍しくない私、よくもその日にいなかったもんだ、いったいどこにいたんだっけ?と思い返してみたら、その夏はマダガスカルなんぞに行ってたのでした。。。

内容は『カリオストロ伯爵夫人』『「奇岩城』『813』をミックスしたものなのですが、そういう説明よりも、「これは『ルパン・ビギンズ』である」と言ったほうがぴったりきます。あとでパンフを読んだら、監督自らそう言っていました(笑) 

ただし、『バットマン・ビギンズ』があくまでも「ビギン」であるのに対し、『ルパン』は「ビギン」だけで終わらず、延々と「コンティニュー」し、さらには「エンド」してしまうんじゃないか!?と心配してしまうほど引っ張ります。

ルパンの母親役は『コーラス』の男の子の母親役をやっていた人。「フランスのお母さん女優」なのですね。
ルパンの恋人役は『キングダム・オブ・ヘブン』のシビラです。売れてますねえ。
カリオストロ伯爵夫人をやってるのはイギリスの女優ですが、フランス人と結婚して、フランスを本拠地としているようです。この女優がハマり役で、若きルパンを思い切り翻弄してくれます。

この映画の問題点は、前述のとおり、やたら引っ張るところと、そして、主役のルパンなのでしょう。

ルパン役のロマン・デュリスという人は初めて見たのですが、いわゆる美男子ではないし、背も低い。たぶん、日本人10人のうち8人は、彼のルパンに不満を覚えるんじゃないかしら。私は「腐ってもフランス人」だと思うんですけどね。『キングダム・オブ・ヘブン』のオーリーくんはどう見てもフランス男じゃなかった。本質的に女好きで、女に水を向けられたら(正確に言うと、水を向けられなくてでも、ですが)すぐに骨抜きになるフランス男。これはフランスの俳優じゃなくちゃ。

ここまで考えて、原作のルパンがどんななのか、非常に気になりだしました。

子ども時代に「ルパン」を何冊も読んだけれど、その後、アニメの「ルパン三世」(緑のジャケットの初代ルパン)で上書きされてしまった私です。
そしてその後、フランス語の勉強の一環で原書を2、3冊読んだのですが、当時はまだフランス語力が足りなかったせいか、何も覚えていないのです(涙) 
今ならもっときちんと理解できるはず、と今回手に取ったのが、短編集「LES CONFIDENCES D'ARSENE LUPIN(ルパンの告白)」でした。

読んでみて・・・
なんちゅうお喋り男! さすがラテンの男!
もっと黙っていてくれたほうがかっこいいのに・・・と思いながら読んでいて、こういう男は前もどこかで見たことがあるなあと思いました。

それは初期の「ゴルゴ13」。
あの寡黙でニヒルなゴルゴ13は、回を追うごとに、だんだんとできあがっていったのであって、最初の頃のゴルゴ13は妙に口数が多くて軽いんです。原作ルパンはまさにそれ。

しかも、原作ルパンはけっこうヘタレ。すぐ窮地に陥ります。
ただし、宿敵ガニマール警部が出てくる話では、やたらかっこいい。ヘタレやトホホはガニマールが一手に引き受けてくれるので。まるで銭形警部です。

そしてルパンの喋り方。
「紳士」のときは、敵のことを「vous(敬語的な二人称)」で呼んでます。
そして、その敵と立ち回りを演じ、ようやく取り押さえて、はあはあ息を切らしながら喋るときは、いきなり「tu(タメ口の二人称」に変わります。
で、しばらくして落ちつくと、また「vous」に戻る。
なにしろ100年前のフランス語ですから、現代のフランス語とは多少違います。たとえば、過去の事柄を述べるとき、単純過去という時制が使われているのですが、これは今のフランス人は絶対に会話に使わない。「○○でござった」みたいに聞こえてしまうから。
そういう口調の中で「vous」から「tu」に変わるというのは、かなり劇的な変化なのではないかと思うのです。たぶん、「tu」で喋っているときは、思い切りガラが悪いんじゃないかな。「んにゃろ~、てめえ!!」みたいに。
日本語訳はチェックしていないけれど、おそらくそれほど下品には訳していないのではないかしら。

あと、ルパンの外見について。
「mince(ほっそりした)」「elegant(エレガントな)」という形容詞が使われているけれど、それ以上の具体的な容姿は書かれていません。いつも変装しているんですから当たり前ですが。
ただ、注目すべきなのは、「joli garcon」という描写。
これは「かわいい少年(青年)」、英語に訳したら「pretty boy」です。
「bel homme(美男子)」じゃないんです。でも女性にはモテる。

ちっこいロマン・デュリスのルパン、案外原作のイメージに近いのかもしれません。

大人になって読み直してみて、子どもの頃よりもハマったのは、ルパンではなくて、ホームズだったのでした。
なぜそうだったのか、今回ルパンを読んでみてわかりました。
ホームズは後のゴルゴ13みたいに寡黙なのです。何を考えているかわからなくて、謎めいています。ボンクラのワトソンの側から描かれているせいもあります。つくづくホームズ&ワトソンは最高のコンビだと思います。私は好きです。敵味方のルパン&ガニマール組よりも。

ルパン@映画生活
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by foggykaoru | 2005-10-21 19:44 | 推理小説 | Trackback(1) | Comments(18)

久しぶりのチェックです

c0025724_19173472.jpg高島屋に入っている映画館に行ったついでに、紀伊国屋書店の新宿南店に足を伸ばしてみました。

ここの児童書コーナーは、新宿本店よりもスペースが広いし、ランサムの品揃えに関して、過去の実績もかなりいいので、安心して行きました。

8冊並んでました。
欠けているのは「ヤマネコ号」「海出る」「ひみつの海」「女海賊」

「六人」が「オオバンクラブ」と「伝書バト」の間にありますね。
手にとった人が戻すときに間違えたのでしょうか?
それとも、店員の深い考えによるものなのでしょうか?(んなことないよな)
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by foggykaoru | 2005-10-16 19:29 | ランサム・チェック | Trackback(1) | Comments(2)

藤本ひとみ著「コキュ伯爵夫人の艶事」(新潮文庫)

「レ・ミゼラブル」、読みたいと思いつつ、いまだに手にとる勇気が出ません。とりあえず、フランス史に関係した軽い小説でウォーミングアップしておこうと思っていたら、友人がこれを貸してくれました。(永遠にウォーミングアップだけで終わるかもしれません。。。)

なにしろ題名がこれですから、内容も推して知るべし。4つの短編が収録されているのですが、そのうち3つはおフランスの貴族の閨房のお話。エロいです。でも、歴史的な背景もきちんとふまえて書いてあるから、なかなかどうして、あなどれません。

ちなみに、フランス語にcocuという単語がありますが、これは「妻を寝取られた夫」のこと。これの語源になったのがコキュ伯爵。

「ダンフェール夫人の断頭台」という話には、ロマン夫人という人が出てきます。
この人、たぶん以前にフランス革命関係の本で読んで知っている人のような気がします。気がするだけで、それ以上の記憶はよみがえりません(涙)

この話にはサン・ジュストも出てきます。先日「紅はこべ」を読んで以来、この名前が気になってしょうがなかったのですが、ようやくどういう人なのか、はっきりイメージがつかめました。

藤本ひとみの他の作品も読んでみたくなりました。

この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2005-10-14 21:45 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(4)

ドイツ語版「二つの塔」

今年の夏、ベルリンで買ってきたドイツ語版TTT、ようやく観ました。SEEは手に入らなかったので、CEです。RotKのSEEに慣れてしまうと、TTTのCEは短いです(爆)

まずは声に関して。

全体的にかなり俳優の声に近いです。特に冒頭のフロドの「ガンダルフ!」など、イライジャ本人じゃないかと思うぐらいそっくりです。
サムはショーン・アスティン本人ほどアグレッシブでなくて、けっこう好感がもてます。
アルウェンはささやき声ばかりなのではっきりわからない(苦笑)のですが、それでもリヴに比べて、そこはかとなく上品な感じです。RotKでパパに詰め寄るところがどんなふうになっているか、ちょっと期待できます。

あっ、申し遅れましたが、RotKのCEもドイツで購入したんです。
・・・・・・こんな私ってオタクでしょうか・・・?

いちばんがっかりしたのはサルマン。ちょっとしわがれてます。日本語吹き替えの家弓家正さんはよかったなぁ・・・
ピピンの声もいまいち。このままではRotKのソロが心配です。

次、言語学的考察?です。

ドイツ語は語頭のsが有音化します。
したがって、Sauron, Sarumanがザウロン、ザルマンになるわけで、これは迫力が増して悪くない感じです。

「my precious いとしいしと」は「mein Schatz」。
意味は「私の宝」。発音は「マイン・シャッツ」。
普通に発音しても、十分にゴラムっぽい単語です。
ドイツ語はもともと「ツ」とか「ツィ」とかいう音が多いので、ゴラムだけが独特の発音をするというわけにはいかないらしく、全体的にゴラムの台詞は普通っぽい発音です。声だけはそこそこ頑張ってゴラムっぽくしてますが、ちょっと味わいに欠けるような気がしないでもない。

1つ、最後の最後になって気付いて、愕然としたことがあります。
それはサムがフロドに対して、「du」ドゥという呼び方をしていること。
これはタメ口の二人称単数なのです。(敬語的な「あなた」は「Sie」 ズィーです)
ふだんタメ口ききながら、ときどき思い出したようにHerrという敬称を付けるっていうのは、ドイツ語的にどうなんでしょうかね。

もっとも、これはもともとの脚本のせいですけどね。
英語でだって、「Frodo」と「Mr.Frodo」を混ぜるのは、たぶんちょっと変なんじゃないか、、、と今さらながらに思ったのでした。
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by foggykaoru | 2005-10-11 20:36 | 指輪物語関連 | Trackback(1) | Comments(6)