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フィギュア世界選手権(追記あり)

を観ました。

ふだんはあまり観てないので、ちょっと浦島太郎状態でして。
どのぐらい観てないかというと、完璧なミキティを初めて見ました。
真央ちゃんとの芸風の違いがよくわかりました。
それにしても、キム・ヨナを加えたこの三人と並ぶと、白人女性のたくましいこと。

それそれとして
ロシアのペアの女性が日本人だったのにもびっくり。
それとロシアのアイスダンスの男性、マキシム・シャバリン、、、でしたっけ? この名前、フランス人だと思うんですが。

カナダの男性の名前が「チャン」だったり、アメリカの男性が「ライザチェク」(東欧ですよね。ロシア系?)、アメリカのアイスダンスの男性が「アゴスト」(イタリア語で「8月」)なのまでは驚かない。アメリカ大陸の人々はほとんどが移民だから。ちょっと前にはクリスティン・ヤマグチという選手もいたし。
でも、ペアのフィギュア&アイスダンス王国として君臨してきたロシアが外人部隊になっちゃったなんて驚きです。

「国の代表」という形式は、もはや時代錯誤なんじゃないでしょうかね。
もしもスポーツで疑似戦争すれば、ほんとうの戦争が減るというのなら、大変に素晴らしいシステムだと思いますが。

このポストの趣旨はそんなことではなかったのでした。

現在、男子のトップと目される、フランスのブライアン・ジュべールのことなのです。
なぜ彼は「ブライアン」なのか。 
Brianはブリアンです。十五少年漂流記でおなじみの。
会場アナウンス聞いてたら確かに「ブライアン」と言っていました。
アルファベットが同じだから英語読みするのでしょうか。
もしもAlbert(アルベール)という選手がいたら、アメリカ人はアルバートと呼ぶのでしょうか? 
Anne(アンヌ)とか、Catherine(カトリーヌ)という女子選手がいたら、アンとかキャサリンと呼ぶのでしょうか?
そんなはずない。

唯一考えられることは、あえて自ら「ブライアン」で通しているということ。
もしも彼が長年英語圏にフィギュア留学して、英語の生活に慣れているのなら、覚えてもらいやすい読み方で通すのはわからないでもない。
でも、単に英語圏で通りがいい読み方にしてしまっているという可能性も、なきにしもあらず。
一昔前のフランス人には考えられないことですけれどね。



[4/1追記]
皆さんから「英語圏の人は英語読みする」というコメントをいただきました。
そうか、そんな単純なことだったのね。
でもそうだとしても、別の疑問が。

「ジュベール」の綴りはJoubert。
これを会場アナウンスがどう発音したいたのかは聞きそびれてしまいました。
正しくジュベールと読んだのか。それとも英語的にジュバート?
たぶんジュベールだと思います。
だから日本のマスコミもジュベールと呼んでいるのでしょう。

で、もしも、彼のファーストネームが「Albert」だったら?
Albert Joubertはアルバート・ジュべールになるの? 

すごく変。。。
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by foggykaoru | 2009-03-30 21:30 | バベルの塔 | Trackback | Comments(10)

翼よ、あれがパリの灯だ

世界で初めて大西洋横断飛行を成し遂げたンドバーグの、あまりにも有名な言葉。
図書館の児童書コーナーでちくま少年文庫(抄訳)を見つけたので読んでみた。

まず感慨深かったのは、これが1927年のことだということ。

戦争に飛行機が登場したのは第一次世界大戦。1914年。
若き学徒・トールキンも駆り出された。
のちに彼が書いた指輪物語の「翼のある獣」、あれには絶対にそのときの恐怖体験が投影されている(と私は思うのだけれど、トールキン自身はそういう指摘を好まなかった)。
それから十数年たったというのに、大西洋を横断飛行は命がけの冒険だったのだ。
で、ランサムが「ツバメ号とアマゾン号」を発表したのが1929年。ランサム・サガに飛行機の記述は無い。だから何なんだと問われると困るんだけど、とにかく、そういう時代だったんだな、と思ったのです。

この大西洋横断飛行には賞金がかけられていたのだそうです。知らなかった。
何人ものパイロットが次々と挑戦し、次々と失敗し、多くが命を落としていく中、リンドバーグはスポンサー探しに奔走する。
このあたり、現代の登山家や冒険家と言われる人々と同じ。
良いスポンサーについてもらえるかどうかは、その人の実績のみならず、人間的魅力によるものが大きいだろうから、リンドバーグは「人たらし」あるいは「おやじキラー」だったのかも。

そして、できる限りの燃料を積み込むために、六分儀もラジオもパラシュートも載せない。まあ確かに墜落したら六分儀もへったくれもないし、それまでの飛行経験に基づいた決断ではあろうけれど、まさに博打。
そうやってまでして積み込んだ燃料だけれど、飛行機がその重量に耐えて離陸できるかどうかすらわからない。なにしろ誰もやったことがないのだから。

どうにか飛び立ち、33時間にわたる孤独と疲労と睡魔との闘いに耐え抜き(垂れ流しだったんですってね。さすがにそんなことまでは書いてないけど)、パリにたどりつくわけだが、何より驚いたのは、前日も忙しくてほとんど完徹だったということ。そんな体調なのに、天気予報を聞いて「出発するなら今だ」と決断する。
今だって悪天候時の飛行は危ないけれど、リンドバーグ時代は飛行高度が低い。ときには海上30メートルなんてときもあるぐらいなので、雨雲や霧が大きな障害になる。雲を避けようと高度を上げすぎると氷との戦いになる。

さらに、到着すべきパリのブールジュ飛行場を見たことがない。「こんな感じ」と噂で聞いているだけなので、「ここかな? うん、きっとそうだ」てな具合。ほんの100年足らず前のことなのに、世界はなんと広く、なんと謎に満ちていたのだろう。

今、気軽に飛行機に乗っけてもらって旅している私です。
ありがとうリンドバーグ。
ありがとう過去の飛行士たち。

サン・テグジュペリの「夜間飛行」あたりも読んでみようかなという気になりました。

いちばん印象的だったのはこれ。
父は、ミネソタの、古い移住者のいったことばをいつも引用した。「ひとりはひとり、二人になると半人まえ、三人では結局ゼロになる」と。

これが開拓者精神というものなのね。独立独歩。
ことあるごとに毛利元就の「三本の矢」を引用する日本人の精神性とは正反対です。



私が読んだ本はおそらく絶版。ユーズドでしか入手できません。情報はこちら

でも、単行本なら今も在庫があるようです。そちらはきっと完訳。情報はこちら
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by foggykaoru | 2009-03-29 09:53 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(5)

サイト開設10周年記念プレゼントクイズ

メインサイト「旅はとらぶる・トラバーユ」の開設10周年を記念して、プレゼントクイズを実施します。
どなた様もふるってご参加ください。
っていうか、反応が少ないと寂しいというのが正直なところ。

クイズは旅に関する知識を問うものではないので、旅人でない方も大丈夫。
第一、賞品は旅人向きではない・・・むしろ、このブログを見てくださっている方向きです。
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by foggykaoru | 2009-03-22 09:15 | 告知 | Trackback | Comments(8)

おやじカフェ

c0025724_21582969.jpg行ってきました池袋西口。
ネタ好きな友人を確保できなかったため、ひとりでおっかなびっくり行きました。

ふだんは左の写真のとおり。
おやじたちがウェーターをやってます。
ここまでは普通です。

普通じゃないのは、そのおやじたちが時々いきなり踊り出すこと。


c0025724_2225115.jpg

一緒に踊るのもアリです(右の写真)
外に飛び出して踊るおやじもいます(左の写真)
通りかかった子供たちがとっても喜んでました。

伴奏曲は、私が行ったときは「ヤングマン」と「スカイハイ」でした。この選曲自体がおやじです。わかる私はオバンです(苦笑)
ダンスのレパートリーはまだ他にもあるそうです。

週末のみ、しかも今月末までの期間限定ですので、興味のある方はお早目に。
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by foggykaoru | 2009-03-20 22:08 | ちょっとおでかけ | Trackback | Comments(12)

無名なるイギリス人の日記

ジョージ&ウィードン・グロウスミス著。ジョージとウィードンは兄弟なのだそうだ。

「ボートの三人男」と同系列の英国ユーモア小説。
銀行に勤めるプータ氏の日記という体裁をとっている。

あとがきによると、同時代の英国の書評家の中には、この作品のほうを高く評価する人もいたとか。
どちらが好きかは、、、人によるだろう。
格調が高いのは丸谷才一訳の「三人男」のほうではないかと思うのだけれど、訳者の力量によるものが大きいのかもしれない。 
読みやすさでは断然こちらが勝っている。

英国好き必読!かどうかはわからないけれど、まあ、読んでおいてもいいかもね。


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by foggykaoru | 2009-03-17 20:17 | 普通の小説 | Trackback | Comments(10)

ふりむけば飛鳥

浅見光彦シリーズの作者、内田康夫氏が、1998年に豪華客船「飛鳥」で世界一周した体験記。内田さんの文章はさらさら読めます。

この本の最大の「買い」は「飛鳥」の宣伝本ではなくて、内田さんの正直な感想が書かれているところ。

以前読んだ船旅体験記は、格安世界一周旅行だった。
読み比べてみて、どうせ船旅をするなら豪華に張り込まないと意味ないのかなと。
何か月も寝食をともにする人たちが、それなりのレベルであれば、得ることが多いだろう。それ以前に、こちらもそれなりのレベルでなければならないけれど。

でも私は船旅、しないだろうな。

経済的理由はもちろん大きい。でもそれよりも、私が「旅」に期待するものを、船旅が与えてくれるとは思えないから。
「ただ乗っていれば連れていってくれる」のは、私にとってはメリットではない。むしろデメリット。自分でルートを決めて、切符を買って、、、という一連の流れは、私の旅からは切り離すことができない。

自分で航海するなら話は別。
でも、航海すると、海の上にいることがメインになってしまう。
見知らぬ国を、自分の足で一歩一歩踏みしめて、だんだんと自分にならしていくにはそれなりの時間がかかる。その土地の人々の暮らしぶりを見たいし、文化も知りたい。でも、航海していたら、そんな時間は割けない。
「海出る」でオランダからとんぼ帰りするのはもったいないと思うような人間としては、ヨットで世界一周とか、あんまり興味ないのです。

私はいったい何なのでしょう?


・・・・・・陸ガメ?!(自爆)


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by foggykaoru | 2009-03-15 12:15 | その他のジャンルの本 | Trackback | Comments(15)

『十五少年漂流記』への旅

著者はかの椎名誠。
『十五少年漂流記』は子供の頃の愛読書だったそうだ。
ジュール・ヴェルヌは帆走も漂流も無人島でのキャンプもしたことがなくてこの作品を書いたのだけれど、作品の最後で「この島はマゼラン海峡の北に位置するハノーバー島である」と明かしている。ところが、ある大学の先生が「あの島はハノーバー島ではなく、ニュージーランド領のチャタム島である」という説を唱えたのだとか。
で、椎名さんはその二つの島に実際に行ってみる。雑誌とテレビ局とのタイアップで。有名人はいいよね。

タイアップ企画だから、船のチャーターも飛行機の手配も万全。
だから二つの島に行くこと自体はさっさとできてしまうわけで、それだけだと1冊の本にはならない。
だから椎名さんはあえていろいろ脱線して、上手に間を持たせている。今までの旅ネタのストックを小出しにして、読む側を飽きさせないところがさすが。

読んでいてチリに行きたくなった。チリって日本人に合ってるらしいです。

それにしても、漂流ものが大好きだったという椎名さん。
1944年生まれなのですね。
もしも椎名さんがあと10年遅く生まれてきていたら、きっと「海出る」にも夢中になっていたことでしょうに。
そしたら、私よりも先に「フラッシングをうろつく」をマスメディアに発表して、そのおかげでランサム・サガがもうちょっと有名になっていたかもしれない。

実に惜しいことをしました(爆)


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by foggykaoru | 2009-03-12 20:09 | 児童書関連 | Trackback | Comments(2)

湖に浮かぶヨット

c0025724_21491594.jpg新しい傘を買いたいと思って、ネットショップをうろうろしていたら、こんなのを見つけました。

印象派風ということで、ランサムの絵とはちょっとイメージが違うし、私の服装とこのブルーはいまいち合わないかも。
でも、ランサムの集りのときに持ってくとウケるかも。

どうしようかなー

買いたい人はこちらへどうぞ。
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by foggykaoru | 2009-03-10 21:55 | 児童書関連 | Trackback | Comments(12)

怖いもの見たさ

旅つながりの友人が参加しているという「おやじカフェ」

見たいというか見たくないというか、
見たくないというか見たいというか・・・

ひとりでは見たくないので、ネタ好きな方、ご一緒しませんか?
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by foggykaoru | 2009-03-08 16:53 | 告知 | Trackback | Comments(12)

異国を楽しむ

池内紀さんのエッセイ。内容は「旅へのいざない」。異国とは言ってもヨーロッパ限定だけど。

この人はほんとによく旅をしてるんだなあと思った。
旅好きだったら「うんうん、そうそう!」とうなずく話が次々と出てくる。
あまり旅をしない人も、いっときの「仮想旅行」を楽しむことができるはず。
多くの旅の体験なくして、この文章は書けない。(でもいくら体験があっても、文才がないと書けない。)
金銭的にも、時間的にも、元手がかかっているという意味において、とても贅沢なエッセイである。

「うんうん、そうそう!」の例としては、カフェの話がある。
旅行者は落ち着きがない。やすらぐはずが、とりとめのないことに翻弄される。それというのも異国の地では、すべてとりとめのないことが重要であって、その一つ一つがひとしい価値をもっているからだ。軽食と、脚の疲労回復と、予定の確認と、絵葉書と、財布の中身。どれもが等価値であれば、何を先にして、何が次かは問題ではないだろう。その結果、当人としては気になることを順に解決しているつもりでも、他人の目には、モゾモゾ、ゴソゴソして気ぜわしいだけに見える。そんな異国人を年配のボーイが、こころえ顔にながめている。

私にはまだ縁のない世界はこんなふうに描かれている。
オペラ座はとりわけオペラが始まる前がおもしろい。
フロアの鏡の前で女が髪に手をそえている。シミのある白い肩、ダイヤの首飾り、マニキュアをした細い指、ゆたかな腰と形のいい脚。そのうち、何か思惑ありげな表情で左右を見た。まっ赤な唇、やや険のある鋭い目。(中略)階段の下から口笛のような音がした。鏡の前の女が振り返る。背の高い蝶ネクタイが見上げている。女の険のある鋭い目が一変した。こぼれるような笑みを浮かべて近づいていく。軽い抱擁と両頬のキス。男が女の耳元に口を寄せて、何やらささやいた。マニキュアをした女の指にこころもち力が加わり、さりげなく男の手にからみつくーーー

おお! まるで映画の一場面みたい。
いつの日か、オシャレしてオペラ座に行くのが楽しみです♪
・・・・・・でも一人じゃなあ。。
別に背の高い蝶ネクタイじゃなくてもいいし、軽い抱擁と両頬のキスがなくてもいいけど、エスコートしてくれる人が欲しいよー!!

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この本とは全然関係ないのですが・・・
メインサイトではラオス旅行記連載中です。
ランキングに参加しちゃったりしているので、お暇なときに「えせバックパッカーの旅日記」を覗いて「ぽちっとな」していただけるとありがたいです。
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by foggykaoru | 2009-03-04 21:37 | エッセイ | Trackback | Comments(8)