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ちょっくら

ミス・リーに会いに行ってきます。
明日は5時起きです。。。

どの本持って行こうかな・・・
これはハードカバーで重たいし。
これは文庫本だけど薄すぎてあっという間に読めてしまう。
こっちはちょっと厚すぎる。

そうだ、これにしよう!
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by foggykaoru | 2009-12-24 20:19 | 告知 | Trackback | Comments(2)

個人的に指輪モードのクリスマス会

昨日は某英国人作家ファンの団体のクリスマス会でした。

会場はホームシアターのあるお宅。
たいていイギリスか児童文学関連の映画を観るので、「今年はBorn of Hopeを観ませんか」と提案してみました。
そのプレゼン(というほどではない)は
「そもそもクリスマスとは、救い主イエス・キリストの降誕を祝うものなのだから、未来への『希望』として生まれたアラゴルン誕生秘話こそふさわしいではないか」
という、いかにも怪しげなこじつけです。

結局、ネット配信のものはホームシアターでは観られないということで、テレビモニターで観ることになってしまったのはちょっと残念でしたが、うちのテレビよりもかなり大きいし、PC画面で観るのに比べたら何十倍もよかったです。そして、日本語字幕作成者に改めてお礼を申し上げます。

2度観てしみじみ思ったこと。
トールキン原作の「指輪物語」のファンが作った映画なのだから、トールキンに敬意を払っているのは当然。でも、この映画にはPJに対する敬意も負けず劣らずあふれています。
そしてエルフ語がペラペラですごいじゃん。さすがマニア。そのへんの俳優とは違う。私は「マエゴヴァンネン」しかわからなかったけど。
エルロンドの息子たちが登場したとき、大人につきあって観ていた小学生の坊やが「顔が似ていて区別がつかないや」と言いました。そうなのよ、この2人は似てなくちゃいけないんだよ。
感動のラストシーンを観たあと、男性からは「アラゴルンはあんなでは、これからもお母さんに甘やかされて育つだけではないか」という不満の声が上がりました。へええ、男性はそう思うんだ。私にはかわいいだけで十分だったんだけど。この映画、監督が女性だから、女性目線なんですねえ。私は一応「エルロンドが鍛えてくれるからいいんじゃない?」とか言ってみましたけど。

このあとは11月の総会で好評を博した「ツバメ号はなにゆえにカマス岩にぶつかったのか」という研究発表の再現やら、天気図描き(←船乗りは描けたほうがいいそうです)などといった、この団体本来の線に近いことをしたわけですが、それを横目に私&数人はひたすら合奏の練習。

実は、この映画がきっかけで、ここ数日間、がぜん指輪モードが復活して、「Forth Eorlingas」を、弦楽器・管楽器、そして歌と合わせようという野望に燃えていたのです。
楽譜によると、この曲は「角笛城落城寸前→ローハンのテーマ→旅の仲間のテーマ→エントの行進」という構成になっています。
ところが、テンポを確認するために「二つの塔」のラストをDVDで確認したら、順番が違っていました。映画では「エントの行進→角笛城→ローハンのテーマ(馬に乗って突撃する)→旅の仲間のテーマ(飛蔭『ヒヒヒーン!』。ガンダルフ『王はひとりでおられる』。エオメル『ひとりではない。エオルの子らよ!!!』)」という順番。
そこで、「エントの行進」の女声のソロをSさんに、「角笛城落城寸前」のトランペットと「旅の仲間」のホルン(かな?)を、クラリネット(Tさん・Mさん)に、「ローハン」のフィドルをビオラ(Kさん)に依頼し、ガンダルフとエオメルの台詞をLさんに言ってもらいました。ほんとうのことを言うと、馬のいななきもやってほしかったんだけど、さすがにそれは無理強いできませんでした(苦笑) 動物のものまねができる人、いないかなあ。 

私の急激な指輪モードに付きあってくれた寛大なるみなさんには、この場を借りてお礼を申し上げます。


ちなみに、航海士Eさんによる素晴らしいご馳走のシメは、Tさん作の「赤毛のアンのお菓子」とLさんの「海賊船ケーキ」でした。「海賊船ケーキ」はこちらでご覧になれます。
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by foggykaoru | 2009-12-21 22:31 | 指輪物語関連 | Trackback(1) | Comments(10)

世界を旅した女性たち

著者はD.ミドルトンという人。
副題は「ヴィクトリア朝レディ・トラベラー物語」
なぜVictoriaが「ヴィ」で travellerが「ベ」なのか? という疑問はおいといて。

まえがきによると、19世紀末から20世紀初頭にかけて、旅に出た女性がたくさんいるのだそうで、そういう女性たち7人にスポットをあてて紹介している。
一応私も「旅する女性」だったりするので(笑)

でも、前半はわりと退屈だった。
中ほどではアメリカ人女性2人が取り上げられている。
そのアメリカ女性ときたら、バリバリのフェミニストなのである。
正直、ちょっと興ざめした。「詐欺だ」とすら思ったぐらい。
別にフェミニストに文句があるわけではないのだが、私は、「かちんかちんのヴィクトリア朝のイギリス女性が女だてらに頑張って旅した話」に心惹かれたので、自由の国アメリカで自由に育った女性が世界を縦横無尽に旅する話にはあまり興味が湧かなかったのだ。

ただし、後半の3人の話は掛け値なしにすごい。3人ともイギリス人。

・キリストの福音を伝えるためにチベットに行ったアニー・テイラー
・シベリアのらい病患者の実態を調査に行ったケート・マーズデン
・人類学者だった父親のやり残したことを引き継いでアメリカを調査したメアリ・キングズリ

この3人は「旅のための旅」をしたのではない。
自分の目標を達成するためには、旅をせざるを得なかった人々なのである。
結局のところ、物見遊山の旅行なんて、たいしたことないってことね。

アニー・テイラーの旅は河口慧海の「チベット旅行記」を彷彿とさせる。キリスト教の伝道師である彼女はチベット仏教を「邪教」としか見ないのだけれど、それはそれとして、信ずるところに従って艱難辛苦を乗り越えようとする意志の強さには、感嘆とともに感動を禁じえない。
ケート・マーズデンは極寒のシベリアを旅し、病んでいる人々に紅茶を淹れて癒してやり、自らの身体をボロボロにしてしまい、そのダメージから回復できないままに生涯を終えたという。うう、まるでフロド・バギンズだ・・・
この2人の旅は、夜になると狼に襲われかねないという危険なもの。

危険という点では、メアリ・キングズリも負けていない。
ヒルに血を吸われ、ワニを間近に見て、人肉を常食としている原住民とも接している。
アフリカの原住民が小さな部族ごとに分かれて暮らし、お互いにあまり交流していなかったということがよくわかり、ひいては、今のアフリカの国境線が諸悪の根源だということもよくわかる。
・・・などと考えていたら、がぜんリビングストンの伝記を読みたくなった。小学生のころ、子供向けの伝記は読んだけど、大人のための伝記を読んでみたい。あるのかしら。



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by foggykaoru | 2009-12-19 21:25 | 伝記・評伝 | Trackback | Comments(8)

文学的パリガイド

鹿島茂著。
パリの24の名所案内なのだが、各スポットに関連した文学作品にからめて説明されている。こういうのを書かせたら、現在の日本の仏文学畑では鹿島氏の右に出るものは(たぶん)いない。

読んでいるとき、「ほ~。これは覚えておかなくちゃ」と思ったことがたくさんあるのだが、あらかた忘れてしまった(涙)。こういう本は付箋をつけながら読まなくちゃダメだ。

わずかに覚えているのは
・リヨン駅構内のレストラン「トラン・ブルー」の壁画はベル・エポックのもので、一見の価値あり。昼間はカフェになっている。
・ヴォージュ広場にある「ヴィクトル・ユーゴー記念館」は、三銃士に登場するミレディーの住まいだった。(もちろんミレディーは架空の人物である。ユーゴーがそこをミレディーの住まいとして描いた、ということ)

パリに興味があって、とりあえずフランスの有名な作家やその作品名をそこそこ知っている人には超お薦め。
紹介されている作品を読んだことがなくても大丈夫。
私だってほとんど読んだことないので。


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by foggykaoru | 2009-12-17 21:50 | 西洋史関連 | Trackback | Comments(2)

Born of Hope[追記あり]

「指輪物語」のファンたちが制作した映画Born of Hopeがウェブ上で公開されました。

まるでプロみたい・・・って、実際、映像のプロたちがたくさん参加しているらしい。

「オークに蹂躙されたミドル・アース。人間たちは苦しい生活を送っている。今日もオークの襲撃を受ける家族がいた。そこにさっそうと登場するのは、イシルドゥアの末裔アラソルン」
と、ここまで観たのですが、日本語字幕無しで観るのはちとつらい。
ヨーロッパ言語は英独仏と選び放題なんですけど。
各国語を聞き比べてネタにするのは「ロード・オブ・ザ・リングス」でさんざんやったけれど、初めて観る映画、しかも原作(「終わらざりし物語」あたりなのでしょうか?)を読んでないとなると、こっちの実力(語学力よりまず指輪力)が絶対的に不足してます。

でも、名前を出すことがはばかられるアノお方の字幕だったらいらない。

でも今考えると、アノお方の字幕のおかげで、逆にずいぶん勉強させてもらったのかもしれないなあ。
まさに反面教師(遠い目爆)


[12/15追記]
朗報です! 日本語字幕が付きました!!
画面右下にある▲をクリックするとキャプション→Japaneseと選択できます。
字幕を担当したのは、指輪物語をこよなく愛し、深く理解している翻訳者ですので、安心してお楽しみいただけます。
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by foggykaoru | 2009-12-13 16:08 | 指輪物語関連 | Trackback | Comments(21)

シャミナードの楽譜

c0025724_21421220.jpg「ロスト・トレイン」が1500円未満なので、熱帯雨林の送料を無料にするために一緒に買ったのがこれ。ってか、こっちのほうが高かった(苦笑)

フランスの女流作曲家セシル・シャミナードのピアノ作品集。なんでも彼女のピアノ作品集が日本で出版されたのは初めてだそうです。詳細はこちら

買ったはいいけれど、どの曲もむちゃくちゃ難しいです。
ナンシイには絶対に弾けない。
私だったら毎日2時間ぐらい本気で練習すれば、1か月ぐらいで形になる・・・曲もある・・・かもしれない・・・。

どうやら老後の楽しみにとっておくしかないようです。
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by foggykaoru | 2009-12-10 21:53 | Trackback | Comments(0)

岡田淳原作のミュージカル

昨日、高校生のミュージカル公演を観てきました。
高校生とは言っても、そんじょそこらの高校生とは違います。
演劇科の生徒たちの卒業公演なので、完成度の高さは舌を巻くほど。
若さいっぱいの舞台に、観ているこっちも元気をもらった気分でした。

それにしても、最初から日本語の歌詞に合わせて作ったミュージカルとは、なんと心地良いものなのでしょう。
歌詞とメロディーが合わない曲というのは、聞く人に大きなストレスを与える。
だから、翻訳ミュージカルにはかなり無理がある。
前から薄々感じてはいたことを、今回初めて日本製ミュージカルを観て、強く実感しました。

演目は「放課後の時間割」
原作は岡田淳という人が書いた児童文学作品。
一緒に行ったランサム仲間は、しっかりと原作本を携えてました。さすが。
途中休憩のとき、「この岡田淳という人、他にどういう作品を書いているの?」とか言いあっていたら・・・
ん? 岡田淳? 
この名前、どこかで見たような・・・ 
それもごく最近。
はて。
ええとあれは・・・

思い出しました。
ランサム仲間のJさんの日記で見たのです。
岡田淳さんの講演会に行ったら、ランサムの話が出てきてびっくりするやら嬉しいやら・・・という話。

公演後、岡田さんは出演者からの紹介を受けて、満場の喝采を浴びていました。
わたし的には「いやーなんと! 奇遇ですなー」という感慨でいっぱいだったのですが、その気持ちをどうすることもできないまま、帰宅の途につくしかなかったのでした。

ここで一句。

うれしさも ちゅうくらいなり 師走の日・・・おそまつ!



ついでですが、岡田さんは指輪物語のファンでもあります。たぶん。いや、絶対にそう。
そうでなければ、あんなものを登場させて、あんなエピソードを作るはずがない!!

「放課後の時間割」の原作本に関する情報はこちら



  
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by foggykaoru | 2009-12-07 19:45 | 児童書関連 | Trackback | Comments(16)

「テツ」の感想を知りたいです

「ロスト・トレイン」読了。
去年から個人的に注目している作家・中村弦氏の第二弾です。

建築をモチーフにした前作のほうが、この作家ならではの作品だったのだろうけれど、もはや「ファンタジー読み」ではなくなってしまっている私にとっては、推理小説の匂いのある本作のほうがとっつきやすく、一気に読んでしまいました。

表題どおり、鉄道、特に廃線をめぐる物語。
私みたいな素人は「ふむふむそうなのか」と読むしかないのですが、「テツ」が読んだらどう感じるのでしょうか。とても興味があります。

(前回も思ったかもしれないけど)今回つくづく思ったこと。
文章に魅力があります。
読みやすくて、ほんのりと温かみがある。
それに加えて映像的。
引退した「ファンタジー読み」である私ですら、クライマックスはまるで映画を観ているよう。脳内に描かれるめくるめく映像に魅了されました。
新潮社のサイトのインタビュー記事を読むと、もしかして「ひねり出した」ネタなのかな?と思わないでもないのですが、こういう文章が書ける人は、あんまりネタがなくても、なんとなく人を惹きつける作品を書き続けられるのではないでしょうか・・・なあんてね。そんな偉そうなことを言う資格があるのか私に(自爆)

結末に関しては、不満を持つ人もいるかも。
でも私は納得です。
人と人の関わりは、本質的にはそういうことだと思うから。

小河内線は実在するのですよね?
ちょっと行ってみたかったりして。


この本に関する情報はこちら
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by foggykaoru | 2009-12-05 20:15 | 普通の小説 | Trackback | Comments(14)

世界一周ビンボー大旅行

下川裕治&桃井和馬著。
88年の世界一周ビンボー旅行をして、「12万円で世界を歩く」という本を出したコンビが、それから9年後の1997年、テレビ番組の企画として世界一周を再び行った記録。

「12万円~」の存在は知っているけれど未読です。
でも、何かと言うと「9年前はこうだった」という記述が出てくるから、こっちだけ読んでも2冊分楽しめる?というのは冗談だけど、読み応えがある。旅好き&海外事情に興味がある人にはお薦め。

コースは「船で上海→鉄道で北京→モンゴル→シベリア鉄道でモスクワ→ベルリン→パリ→ユーロスターでロンドン→空路でニューヨーク→グレイハウンド(バス)でロス→空路で成田」
しめて28日間。
別にスピードを追求しているわけではないので、連泊しているところもあるとはいえ、陸路にこだわるといまだにこんなに時間がかかるんだな。「80日間世界一周」以降、案外世界は狭くなってないような気がする。

バックパッカー界の大御所といえば、もう1人、蔵前仁一氏がいるけれど、あちらは「沈没」で名を売った人。
それに対して下川氏は、「移動」の中から垣間見る世界を描くという路線なわけで、つまりは身体を張った仕事ばかりで本当にキツそうだ。「御苦労様」と言いたくなる。

この本を読んで、今まで全然興味がなかったシベリア鉄道に乗ってみたくなった。楽しそうだからではない。その逆である。

しんと凍りついた世界(だいたいが、この旅は真冬に挙行されている。何を好き好んで?)の中で、家庭から持ち出した売り物を持って列車のつくホームにずらりと並ぶ寡黙な人々。売り物と言っても、ホームでの商売が禁止されているため、両手で持てるだけの、ほんのわずかなもの。警官が来たらポケットにしまって、「見送りに来ているだけです」というふりをしなくてはならないから。

今はどういう状況なのだろうか。
この目で見てみたい。
そして自分が何を感じるかを知りたい。
つきあってくれる人大募集!(爆)

この本、講談社文庫ですが、現在はユーズドでしか入手できないようです。


下川氏の他の本の感想文はこちら
「沈没派」蔵前氏の本の感想文はこちら
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by foggykaoru | 2009-12-04 21:45 | ルポ・ノンフィクション | Trackback | Comments(3)

川の名前

数年前、友人たちの間でひそかに話題沸騰した本。近所の図書館で探したのだけれど、取り寄せなければならないのが面倒くさくてそのままにしていました。
このほど文庫本を見つけたので、満を持して?読みました。
(カバー裏にある「著者近影」のイケメンぶりにびっくりです。どうでもいいことだけれど(笑))

友人たちが絶賛していたとおりでした。
4回繰り返して読んで、他の本が読めなくなるからと、歯を食いしばって読むのをやめた「一瞬の風になれ」には負けるけれど、この本も相当面白い。なにしろ3回繰り返して読んだのですから。
友人たちは「ランサムに似ている」と感動していたのだけれど、確かに似ています。

でも、著者の川端裕人氏はランサマイトじゃないのです。
自らのブログに書いていらっしゃいます。(数年前、ランサム写真展の折りに、全国のランサマイト発掘調査(!)をしていて見つけたのです。)
こちらのポストで、ものすごくわかりやすいたとえで説明してくださってます。こんな説明してくれるだけでも、限りなくオトモダチです。それだけでもう私は十分に満足(^^;
指輪物語のファンだということは、この本を読んでよくわかります。人はえてして好きな本のことをあんな感じで利用(!)するものです。


要するに、「川の名前」とは、子ども時代に英国児童文学に親しんだ人が書いた作品なのです。
だからその影響が感じられる。(などと言うと失礼なのでしょうか。少なくとも、同じような読書体験をしてきた人間にはそう感じられます。)

特にフィリップ・ターナーに似ています。

実は「ダーンリー・ミルズ・シリーズ」の第1作「シェパートン大佐の時計」、私はあまり得意じゃないのです。最初の部分の、教会で遊ぶところでついていけなくなって。小学生のときもそうだったし、中年になってから読み直しても、あそこで大ブレーキがかかりました。抜けたあとはびゅんびゅん飛ばせたのだけれど。「ハイ・フォースの地主屋敷」と、「シーペリル号の冒険」は、私が子どもだったときにはまだ出ていなかったので、中年になって初めて読んだのですが、この2冊は問題なく楽しめました。(ちなみに私のいちばんのお気に入りは「ハイ・フォース」です。語れるほどは読みこんでいませんが。)

でも、このシリーズ、小学生のときに読んだとしても、それほどハマらなかっただろうと思うのです。
だって、女の子が活躍しないから。

同じ意味において、「川の名前」も、もしも私が今、子どもだったとしたら、たいしてハマらなかったことでしょう。大人になっていて、作品中の子どもに同化したいという欲求が生まれようがないから、欲求不満にもなりようがなくて、かえって物語を楽しめるのです。

この作品が、(ターナーよりも)ランサムに近いように見えるとしたら、その大きな理由は、重要テーマとして「自然」を扱っていることにあります。
今、ランサム、特にノーフォークものとかシロクマ号を読み直すと、実に今日的な話題であることに驚かされます。ま、ランサムは単に「鳥オタク」だったということなんだけど。

この本にぴったりくるカテゴリーは「ジュブナイル」
主人公こそ小学生だけれど、案外これは大人の雰囲気なんです。
でも、しょうがないので「児童文学関連」にしておきます。

この本に関する情報はこちら

以下はちょっとネタばれ
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by foggykaoru | 2009-12-02 21:36 | 児童書関連 | Trackback | Comments(5)